コロナ禍で、生活に癒しを求めてペットを飼う人が増加しているようです。ただ、犬や猫などのペットの寿命は人間より短く、家族の一員である大切なペットが亡くなる経験は大変つらいものです。
UOCCは3月25日、飼っていた犬や猫が亡くなったことのある200人を対象に行った「大切なペットが亡くなった後の対応について」の調査結果を発表しました。ペットは犬と猫に限定し、経験者の平均年齢は38.6歳。調査は3月24日、インターネットにより実施されました。
ペットが亡くなった時の年齢は平均13.1歳
アンケート結果では、飼っていたペットが亡くなった時の年齢は平均13.1歳。人間に換算すると、70歳前後です。
ペットと住んでいる住環境で最も多かったのは、「一戸建て」(69.0%)。次いで「2K・2LDKのマンションかアパート」(14.5%)、「3K・3LDKのマンションやアパート」(9.5%)、「1K・ワンルームのマンションかアパート」(3.5%)でした。
ペット死亡後の対応は「民間業者で火葬」がトップ
ペット死亡後の対応は、「民間業者で火葬」が最も多く、「家族の一員としてしっかり供養してあげたい」、また自治体では遺骨の返しを行っていないことから「遺骨を残したい」という理由で民間業者を利用する人が多いようです。
ペットの葬儀を行った人は全体の33.0%で、「家族の一員だから」「人と同じような対応をしたいから」「しっかり供養したいから」という理由が挙げられました。
逆に葬儀を行わなかった67.0%の人からは、「そのようなサービスが近くになかった」「ペットのお葬式があることを知らなかった」「自分たちでお別れを行い、それで十分だと思った」「お金がかかる」という理由が見られました。
ペット霊園でお墓は作る? かかる費用の平均は2万2871円
ペット霊園でお墓を作った人は7.5%。「お墓の管理をしっかりとやってもらえる」「定期的にお墓参りができる」「他の動物達もいれば寂しくないと思って」などが、ペット霊園を選択した理由でした。
ペット霊園でお墓を作らなかった92.5%の人は、「家の敷地内にお墓を作った」「家のお墓のほうが寂しくないと思った」「遺骨を残したかった」「家族のお墓に入れた」など、亡くなった後も家族の近くにお墓や遺骨を残したいという理由が見られました。また、「霊園が不便なところで通えそうになかった」「お金がかかる」「そのようなサービスが近くになかった」など、利便性やペット霊園の年間利用料など、費用の面で選択しなかったという人も多いようです。
ペットの死亡後の対応でかかった金額は、平均2万2871円でした。ただ、21.5%の人は0円、最高額は20万円と、火葬や葬儀、お墓を作るなど、対応の違いでかかった費用にはかなり幅がありました。
どのような形であれ、ペットを家族の一員として大切に思う気持ちに変わりはありません。ペットを飼う人が増えているため、今後ペットが亡くなった後の対応もますます多様化していくのかもしれません。
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