Clubhouse利用経験率は20代が1位、興味のあるルームは? LINE調査

話題の音声SNSサービス「Clubhouse(クラブハウス)」。2020年2月頃からアメリカで広がり、日本でも2021年1月下旬頃から拡大しています。LINEは2月16日、Clubhouseについての第3回調査結果を発表しました。

LINEは2月16日、音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」についての調査結果を発表しました。調査はLINEが運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」で2021年2月13~14日に実施。1月30~31日実施の第1回調査、2月6~7日実施の第2回調査の回答者を除いた、日本全国15~59歳の男女1052名が回答しました。

Clubhouseの認知率は66% 上昇率はゆるやかに

Clubhouseは2020年2月頃からアメリカで広がりました。日本でも、招待制であることなどが話題を呼び、2021年1月下旬頃から盛り上がりをみせています。第3回の調査で判明したClubhouseの認知率は66%。第1回の19%、第2回の52%から引き続き拡大しています。

認知率の上昇は1月末から2月上旬にかけて著しかった

第1回調査と第2回調査の間隔は1週間で33ポイント増と増加幅が大きかったのに対し、第3回調査では12ポイント増にとどまり、上昇率はやや緩やかになりました。
 

年代別の認知率は、1週間前に実施した第2回調査では、10代、20代の認知の高さが特徴的でしたが、今回調査では10代の認知は微増にとどまりました。

第3回調査では、10~50代のどの年代でも認知率は約6割以上という結果に

30代以降でも認知は6~7割に到達し、特に30代では20ポイント以上が増加する結果となりました。
 

利用経験率は10代20代が特に増加

現在利用および過去利用経験、招待待ちを含む利用経験率は、第3回調査では6%になりました。第1回の2%、第2回の4%から順調に伸びている様子が伺えます。
 

第2回に引き続き、10代、20代の伸びが他の年代に比べて高い傾向になりました。

20代を中心に利用されていることがわかる

第3回調査では今は利用をやめているユーザーの割合も聴取したところ、 全体での利用中止者は1%で、最も利用経験者の多い20代では、中止者も2%という結果になりました。
 

「使ってみたいと思う」割合は30代が増加、10代20代は減少

利用意向についての質問では、「ぜひ使ってみたいと思う」あるいは「機会があれば使ってみたいと思う」人の割合は全体で25%と前回調査から変化はなく、「あまり使ってみたいと思わない」あるいは「まったく使ってみたいと思わない」の割合も55%と前回調査の54%とほとんど変わりありませんでした。

「使ってみたい」人と「使ってみたいと思わない」人、どちらの割合も前回調査からほぼ変わらず

また、年代別にみると10代、20代の利用意向者が減少し、30代の利用意向者が増加していることが分かりました。特に10代は、前回調査よりも6ポイントほど利用意向者の割合が減っています。

10代、20代の利用意向者が減少し、30代の利用意向者が増加

現在利用していて今後も「使いたいと思う」人は約7割

Clubhouseを現在利用している人のうち、今後も「とても使いたいと思う」あるいは「やや使いたいと思う」と答えた人の割合は68%となった一方、「あまり使いたいと思わない」あるいは「まったく使いたいと思わない」と考える人は16%いました。また、「どちらともいえない」も16%という結果でした。

7割近い人が、今後もClubhouseを使い続けたいと回答

今後もClubhouseを「使いたいと思う」人からは、「好きなアーティストや著名人などが話してくれたとしたら、聞いているだけで楽しいから(20代/女性)」「自分が主体となって発信することはたぶんしないけど、自分の好きな人や知ってる人・興味のある人の話を聞くルーツとして使いたいと思います(10代/女性)」「現在使っており、聴き流しに色んなルームを聞くのは楽しいため。自分がスピーカーとなる気持ちはあまりありませんが。(30代/男性)」などの声が寄せられました。

反対に、今後は「使いたいと思わない」「どちらともいえない」人は、「面白くない(20代/男性)」「時間がこうそくされる(30代/男性)」「使い方がよく分からない(20代/女性)」「今後の展開が不透明(20代/男性)」「英語で分かりにくい(20代/女性)」などを理由に、使い続けたいとは思わなかったようでした。

興味のあるルームジャンル 認知者と利用者で傾向に違いが

認知者全体では「芸能人・有名人」への興味がトップに

Clubhouseを知っている人がもっとも興味のあるルームジャンルは「芸能人・有名人」で、約26%。次いで「音楽(26.1%)」「友だち/知り合いが話しているルーム(22.2%)」「料理・グルメ(19.5%)」「エンタメ(映画・テレビ)(19.2%)」と全体的にエンタメや趣味のジャンルが多くランクインしました。

自分の知識や教養を広げられるようなルームに興味を持って利用している人も多いよう


現在Clubhouseを利用している人に絞ってみてみると、もっとも興味が高かったジャンルは「知識・教養・教育(42.1%)」と、認知者全体とは異なる結果に。次いで「音楽(39.5%)」「芸能人・有名人(39.5%)」という結果になりました。
 

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