88世代に続け!? プロ野球ネクスト黄金世代をチェック

松坂世代、88世代など、プロ野球には名選手が続出する黄金世代と呼ばれる年代があります。現役最強世代と言えば1988年生まれの選手たちですが、それ以外にも注目すべき世代があるのは知っていますか?

キャリアの岐路に立たされる88世代

世界野球プレミア12では、山本由伸の「驚異的な変化のカーブ」が海外メディアの注目を集めた(写真:アフロ)

テレビのバラエティ番組で見ない日はない「第7世代」と呼ばれる芸人たち。彼らと同様、プロ野球でも優秀な選手が多い世代でくくられることがあります。その筆頭格となっているのが松坂世代、そして現役最強とも言われる88世代でしょう。

その名の通り、1988年4月から1989年3月に生まれた選手たちを表すもので、主な選手には田中将大、坂本勇人、前田健太、そして秋山翔吾、大野雄大、澤村拓一などプロ野球界の顔ともいうべき選手がズラリ。

史上最強世代の名をほしいままにしていますが、彼らも今季で33歳に。プロ野球選手としてはキャリアの岐路に立たされる選手が多く、実際に澤村は海外FA権を行使してレッドソックスと契約合意、大野は国内FA権を行使するかが注目されました。

そんな黄金世代である88世代に匹敵する名選手ぞろいな世代を紹介します。ネクストブレイク間違いなしなので、押さえておくといいですよ!
 

球界の明日を担う新世代「1994年組」

まずは88世代すらかすむと称されるほどの名選手ぞろいなのが1994年世代。この世代のトップと言えば何といっても大谷翔平。高校時代から最速160キロを投げるなど、その存在はアマチュア球界時代からとどろいていました。

そんな大谷以上に高校野球界で活躍したのが大阪桐蔭を甲子園春夏連覇へ導いた絶対エースの藤浪晋太郎。さらに甲子園未出場組からは鈴木誠也、近本光司らのタイトルホルダーもいます。

全体的な傾向としては大谷を代表するように身体能力に優れたアスリート型の選手が多いのがこの世代の特徴。ちなみに西武退団後に格闘家へと転身した相内誠もこの世代です。
 

躍進目覚ましい「1998年組」

今、大注目と噂されるのが今年で23歳となる1998年世代。甲子園出場選手の中ではパッとした選手は少ないものの、層の厚さはダントツ。世代トップとなった山本由伸をはじめ、投手は本格派ぞろい。

一方の野手はレギュラークラスでというと不在ですが、坂倉将吾、スピードスターとして昨季話題になった和田康士朗など、今季のレギュラー候補というべき選手が名を連ねています。

ちなみに今季の新人王最有力候補となっている佐藤輝明、早川隆久もこの世代。大学出身、社会人を経由した選手がこれからも続々と入団予定なだけにますますハイレベルな選手が登場しそうです。
 

スラッガーや剛腕ぞろい「1999年組」

1つ上の1998年生まれが甲子園でパッとしなかった一方、この世代は華やかな選手のオンパレード。その代表格というべき清宮幸太郎はプロ入り後やや伸び悩んでいますが、村上宗隆が球界を代表するスラッガーに成長。他にも平良海馬が昨季はセットアッパーとしてブレイクを果たし、入団3年目ながら異例の新人王を受賞しました。

この世代のおもしろいところは選手の体つきがいわゆるあんこ型の選手が多い点。そのためパワー勝負になると本領を発揮するようで、スラッガーや剛球を武器にしている投手が目立ちます。
 

今季ブレイクの予感「2000年組」

最後に紹介するのは2000年生まれ、いわゆるミレニアムベイビーと称された世代。まだプロ2年目を終えたばかりなのでほとんどの選手が一軍での実績が少なくなっていますが、それでも戸郷翔征が開幕から先発ローテーションを守り切るなど、着実に成長を遂げています。

一方、この世代の野手と言えば大阪桐蔭出身の選手たちがおもしろい。3球団の競合指名となった藤原恭大はシーズン終盤に一軍で先発出場が増え、同級生だった根尾昂も二軍で着実に体作りに励み、今季はレギュラー奪取を予感させるほど。また、今オフで結婚を発表した小園海など、グランド内外で目立つ活躍をしている選手が多いです。
 

ネクストブレイク世代を見逃すな!

いかがでしたか? 注目選手が多い世代はそれだけでウキウキしちゃいますよね。まだまだ20代の若手選手なので気になる方はぜひチェックをお願いします!

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