毎月の食費はどれくらい?

毎月の食費、いくらかかっていますか? 総務省が発表している令和元(2019)年の家計調査報告(家計収支編)によると、二人以上の家計(平均世帯人員は2.97人)の毎月の食費は平均8万円、そのうち外食が約1万5000円です。


ファイナンシャルプランナーである筆者が家計相談を受ける時には、食費を節約したいなら、家族の人数×1万円(台)で、つまり家族4人なら4万円台を目安にするといいとお伝えしています。


先日、ファミリー世帯で食費2万円台という家庭が紹介されて話題になっていましたが、計算すると1日約650円で、相当大変だということがわかります。実現可能だとしたら、以下のようなことが挙げられるかもしれません。

  • 実家が農家でお米や野菜にはお金がかからない
  • お酒やお菓子などの嗜好品はほとんど買わない
  • 料理の腕が高い

とはいえ、食費を節約するとしたら、どのように取り組めばいいでしょうか。私が実践したことで分かったことを紹介します。
 

食費3万円台を目標に挑戦してみた

新型コロナウイルス感染症の影響で緊急事態宣言が出され、子ども達の学校も休校になった時、食費が増えることはすぐに想定できたので、あえて「食費は月3万円台」という厳しめに目標設定をして取り組みました。
 

ちなみに家族構成は筆者、長男(中3)、長女(中1)計3人です。九州に住んでいるので、物価は九州でのものとして参考にしてください。


以下が1週間分の、スーパーで購入した食材と、自宅にあった食材です。
 

●購入したもの

約4000円分、スーパーで購入しました。


●自宅にあった食材

約2500円分の食材がありました。

冷凍したゴボウと、トマトホール1缶(写真なし)もありました。

これらの食材で、7日分の夕食のおかずをやりくりしました(朝、昼食の紹介はここでは省略します)。


●1日目

イワシのかば焼き
ズッキーニとウィンナーのチーズ焼き
ズッキーニと人参の和え物
味噌汁
玄米
 
●2日目

アジフライ
きゅうりとわかめの和え物
じゃがバター
味噌汁
 
●3日目

鶏むね肉のよだれ鶏
ブロッコリーとウィンナーの炒め物
野菜スープ
 
●4日目

ハマチのガーリックソテー
ラタトゥイユ
わかめと豆腐のスープ
 
●5日目

レタスの豚バラ巻
ラタトゥイユ
わかめとキャベツと豆腐のスープ
 
●6日目

塩鮭
豚コマ肉入りきんぴらごぼう
味噌汁
ご飯
 
●7日目

スパゲティグラタン
ズッキーニと人参の和え物
野菜スープ
 

7日間実践した結果は……?

購入した食材4000円と自宅にあった食材約2500円分で、合計約6500円で1週間の夕食を作ることができました。


もし同じように1カ月間作ることができた場合、1週間6500円×4週間=2万6000円となります。


これに朝食と昼食分、さらに米を追加したとしても約3万円前後で実現でき、もしかしたら1カ月の食費2万円台をキープできるかもしれません。


しかし、毎日料理をするのもさすがにうんざりします。私の場合、1週間は頑張ったものの、最終的にこの月の食費は4万5000円程になり、3万円台を達成できずに終わりました。
 

目標達成できなかった原因と収穫

目標達成できなかった原因を分析すると、下記のようなことが考えられました。

  • 毎日料理をするのが嫌になり、弁当や持ち帰りが増える
  • 単身赴任中の夫が帰省するとご馳走になる
  • お酒やお菓子も買う
  • 子供とお菓子作りをする回数が増えて材料費がかさんだ

しかし、目標を設定することで、少しでも目標金額に近づけようと努力するので、やって良かったと思っています。
 

食費の節約、注意点は「栄養面」

夜はできるだけ糖質を控え、肉・魚・豆製品・野菜・海藻・キノコ類、乳製品を摂りたいと思っているので、栄養バランスを考えながら、食材や調理方法を考える必要があります。


安く抑えようとしたら、焼きそばとおにぎり、カレーライス&カレーうどん&焼きカレー、のように糖質たっぷりになりがちです。節約が成功しても栄養バランスが崩れれば、医療費やダイエットにお金がかかる羽目になってしまいます。
 

「美味しくて栄養が摂れて、財布に優しい食事」を作るのは主婦の永遠のテーマです。食費2万円台が実現可能か?不可能か?を考える前に一度挑戦してみたらどうでしょうか。2万円台まで抑えることができなくても、普段より5000円や1万円抑えることができれば、その分自分と家族の大好きなことにお金が使えます。もしかしたら、家計と一緒に体型もスリムになるかもしれません。
 

毎月一つずつでも「美味しくて栄養が摂れて財布に優しいレシピ」を覚えることができたら、家計と家族の健康を守るために役立てることができ、幸福度が増すのではと思います。