外出自粛が続いたこともあり、ストレスもたまりがち。旅行をしたいけれど心配も多いという方も多いことでしょう。
 

実際に、コロナ禍を経て旅行も様々に変化しています。今回は、知っておくべきwithコロナ時代における「旅の新常識」をご紹介します。


なお、すべてに共通するのは、状況は刻一刻を変化すること。出発前にweb等で、最新情報を確認するのをお忘れなく。
 

国内の移動制限解除。どこへ旅をしても大丈夫?

6月19日、日本国内については移動制限が解除されました。ただし新型コロナウイルスの状況次第では、今後も都道府県の知事の判断で、個別のルールが設定されることがあり得ます。
 

なお海外については、日本からの入国禁止を解除する動きもありますが、外務省は多くの地域について、感染症危険情報をレベル3(渡航中止勧告)にしています。航空機も運休や減便が続いており、旅行目的での渡航はしばらく(少なくてもこの夏休み)は、難しい状況です。
 

入場制限や予約が必要な施設も。熱があればお断り

三密回避の観点から、事前に予約が必要となった施設も多くあります。同じく混雑を回避するために、入場制限をする施設も。「中にはいれば、ゆっくり楽しめる」利点がある一方で、「そもそも利用できない」ことも起こりうるので、状況確認をしましょう。

スパリゾートハワイアンズでは入口で検温と消毒を実施。表面温度を測るカメラも設置されている

また観光施設や宿泊施設等では、到着時に検温をして熱がある場合(多くは37.5度以上)は、同行者を含めて利用できないという施設が多くあります。出発前に体温チェック、調子が悪い場合は迷わず取りやめましょう。なお、キャンセル料については、体調不良の場合は特別な対応をするケースもありますので相談を。
 

予約したのに飛ばない!? 飛行機は安全か?

国内外の飛行機は、コロナ禍の中でも予約は受け付けています。ただし、航空会社ごとに設けたルールにのっとり、「運休」を発表する流れです。「予約したから必ず飛ぶ」とは限らず、運休となってしまうこともあるのでご注意を。この場合には前後の便に振り替え、無料でキャンセル等の対応になります。予定を立てるときは、配慮して余裕を持ったスケジュールにしておくといいでしょう。
 

なお、飛行機は密閉空間と思われがちですが、2~3分で機内の空気は入れ替わります。マスク着用を義務づける航空会社も増えているので利用時には持参しましょう。同じく新幹線は6~8分で入れ替わるといわれています。シートマップなどで座席を選べるサービスなども活用すれば、密集を避けることもできます。 
 

「安全」それとも「おもてなし」? 宿泊施設の三密回避

業界ごとにコロナの感染を避けるべく、三密回避のガイドラインが設けられています。宿泊施設では「清掃や消毒の徹底」、そして「できるだけお客様とスタッフ、あるいはお客様同士の接触を避ける」というのがポイントになっています。
 

例えばチェックインは、事前にオンラインで実施したり、混雑するフロントを避け客室で手続きを行うなどの動きがあります。館内の案内も、口頭では必要最低限に、あとはお客様自身で確認をいただくことが推奨されています。中には接触を避けるために、荷物の客室への運び入れをお客様自身でお願いしたり、チェックイン前やアウト後の荷物の預かりをしない宿もあります。

星野リゾート 界 日光では部屋でチェックインを実施

接触を避けるというのは、日本的なおもてなしと相反することもあり、違和感をもつこともあるかもしれません。コロナのリスクが0にならない中、「安心できる三密回避と心地よいおもてなし」のバランスやポリシーがあう宿を探して滞在することが、満足のいく旅のポイントになりそうです。
 

ビュッフェがない!? ニュービュッフェの動きも

宿の滞在で大きく変わるのが食事。特にビュッフェは、新型コロナウイルスの接触感染防止の観点からトングなどの共有が避けられているということで、「セットメニューへの変更」「ビュッフェの際も、従業員が取り分ける」などが定番スタイルになりつつあります。ビジネスホテルでは朝食を無料で提供しているところもありましたが、そちらも、取りやめやセットメニューを提供する流れになっています。
 

ただし新しい動きもあります。星野リゾートの展開するリゾートホテル「リゾナーレ」では、セットメニューに変更したものの、ビュッフェへの根強いニーズを実感。7月1日から、新しい形でビュッフェを復活させました。

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳では7月1日から、新しい形でビュッフェを復活。ビュッフェボードには、飛沫感染を防ぐため、透明のアクリル製カバーを設置

テーブル、いす、さらにビュッフェテーブルやトングなどには、感染能力を無力化するという「抗ウイルスコーティング メディカルナノコート」を塗布。ビュッフェボードには、飛沫感染を防ぐため、透明のアクリル製カバーの設置も。そのうえで、お料理は手袋とマスクを着用して、お客様が自らとりわける従来の体制を整えたといいます。
 

開始したばかりですが、評判は上々とのこと。やはり「自分の好きなものを好きなだけ」というのは満足度が高いもの。今後も三密回避をしながら楽しめる食のスタイルが生まれるかもしれません。
 

感染予防は、旅行者の心がけこそ「新しい旅のエチケット」

安全に旅をするには、旅行者の協力が大切(写真はスパリゾートハワイアンズに設置された注意喚起のパネル)

新型コロナウイルスの感染を抑えながら安全に旅をするには、旅行者の協力が大切です。国と業界団体では、新しい旅のエチケットを発表。ぜひ出かける前にはチェックをして、安全安心に旅をして、コロナ禍を乗り切るパワーを旅でチャージしましょう!
 

■参考:新しい旅のエチケット

■写真協力:スパリゾートハワイアンズ、星野リゾート 界 日光、星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳