今季も打率.250以下。球界を代表するショートに不安が!?

写真:AP/アフロ

今季のプロ野球はシーズンが開幕すれば大記録達成のラッシュが予想されていますが、その中でもほぼ確実視されているのが、残り116安打に迫った坂本勇人の通算2000本安打です。

NPB史上最年少での通算2000本安打達成は残念ながら達成できそうにありませんが、毎年コンスタントに150安打以上を放っている球界を代表する選手だけに、今季中の達成はほぼ間違いなしとされています。

大記録達成間近ということで、今季へのモチベーションの高さは例年以上かと思われましたが……。一方で今季の坂本はオープン戦で振るいませんでした。

巨人は今季のオープン戦で16試合を行いましたが、坂本は13試合に出場。しかし、肝心の成績は打率.226、0本塁打、0打点と振るわず。巨人はオープン戦で最下位になりましたが、昨季MVPを受賞した中心選手のスランプが最後まで響く形となりました。

いくら調整期間のオープン戦だからとはいえ、さすがにここまで打てないと不安になるものです。果たして坂本は今季、巻き返すことができるのでしょうか?

スイング改造後の成績が顕著に

検証したのは過去5年の坂本勇人のオープン戦打率とシーズン成績。調整期間と割り切っているためか、この5年で坂本はオープン戦で規定打席に到達していませんでしたが……シーズンの成績はどうだったのでしょうか?

▼坂本勇人のオープン戦打率とシーズン成績(過去5年)

年度 オープン戦打率 シーズン成績 備考
2015年 .186(43-8) 打率.269 12本塁打 68打点
2016年 .235(34-8) 打率.344 23本塁打 75打点 首位打者、最高出塁率獲得
2017年 .333(3-1) 打率.291 15本塁打 61打点
2018年 .192(26-5) 打率.345 18本塁打 67打点
2019年 .182(44-8) 打率.312 40本塁打 94打点 MVP受賞

過去5年のうち、打率3割を超えたのはWBC日本代表に選出され、わずか1試合にしか出場していない2017年だけ。それ以外はすべて今季同様に打率.250以下でしたが、シーズンになるとキッチリと巻き返してきました。中でも圧巻だったのが打撃フォームを改造した2016年でしょうか。

それまでの9シーズンで打率3割を記録したのは2度だけ、直近の3年は.280にすら届いていないことで打撃フォームを改造することになりましたが、オープン戦の打率は.235とイマイチ。

しかしシーズンが明けるとあれよあれよという間に打ち続け、気が付けば自己最高打率となる.344を記録して自身初の首位打者を獲得。セ・リーグのショートとしては史上初の首位打者を獲得した選手となりました。

以降も坂本はオープン戦を調整期間と完全に割り切り、シーズンに臨むように。これまでの成績を見ると今季も例年通りの活躍が期待できそうです。