佐々木&奥川のWエース選出。プロも注目の大会に

令和初の大会として盛り上がった夏の甲子園大会。多くのスターが誕生しましたが、準決勝が行われた8月20日、第29回WBSC U18W杯に出場する20人のメンバーが発表されました。

その名の通り、各国の16歳~18歳の球児が国の威信にかけて戦う大会で、日本では甲子園大会が終了した直後に行われるため、各校の中心選手や甲子園に出場できなかった学校の選手らが選出されることがほとんど。いわば、高校野球界のドリームチームの結成です。

そんな今年のWBSC U18 W杯日本代表メンバーで、注目すべき選手をピックアップしてみました。
 

U18 W杯代表メンバーその1:佐々木朗希(投手・大船渡)

“令和の怪物”と呼ばれている佐々木朗希(写真:BFP/アフロ)



結果的に甲子園大会には縁はありませんでしたが、今年の主役と言えばこの選手。“令和の怪物”と称され、日米のプロチームはもちろん、全国の高校野球ファンからの注目を独占しました。岩手県大会の決勝戦では当日の体調を考慮した結果、登板せずに敗退したことが賛否両論を巻き起こす騒ぎにもなりました。

佐々木朗希の魅力は何といっても、190センチという長身から放たれる高校生史上最速となる163キロのストレート。2年生から解禁したというフォークとの組み合わせで三振を量産することでしょう。3年間を通じて全国大会とは無縁だっただけに国際舞台でどんな成績を残すか注目です。
 

U18 W杯代表メンバーその2:奥川恭伸(投手・星稜)

今夏の甲子園大会で大きく名を挙げた実力派で、完成度では佐々木朗希に勝るとも言われていた奥川恭伸。中学時代にも軟式野球大会で全国制覇を成し遂げ、甲子園でも活躍するなど、大舞台での投球には定評があります。

佐々木ほどのストレートの速さはなくとも、直球の最速は154キロ。ノーワインドから溜めてクロス気味にステップすることで打者の懐にガンガン突いていくことができるのと、抜群のコントロールを備えているため最小限の球数で勝負できるのも大きな魅力です。タテに落ちるスライダーと組み合わせるという投球が世界の舞台で通用するかもどうかも見所になります。
 

U18 W杯代表メンバーその3:林優樹(投手・近江)

強打を誇る東海大相模と2回戦で対戦し、惜しくも敗れた近江のエース。直球の最速は136キロと今一つですが、体をひねって足を高く上げるフォームから放たれるとスピードガン以上の速さを感じさせます。これに加えて110キロ台のスライダーにカーブ、さらにチェンジアップらを組み合わせた巧みな投球が持ち味。

速球派が多いメンバーの中では異彩を放つ技巧派左腕で、やや変則的なフォームの持ち主なので大男揃いの国際大会には向きそうです。ちなみに今年の高校球児ではトップクラスとも言える甘いマスクの持ち主なので、その点でも要注目です。
 

U18 W杯代表メンバーその4:石川昂弥(内野手・東邦)

今年の高校生最強打者と呼び声高いのが東邦の石川昂弥。春のセンバツでは投手としてチームを優勝に導きましたが、この大会でも3本の本塁打を放っているように打者としての素質ははかり知れません。リストの強さを生かして長打を連発し、特に右中間への強い打球は岡本和真(巨人)を彷彿させると注目を集めています。
 

U18 W杯代表メンバーその5:武岡龍世(内野手・八戸学院光星)

坂本勇人、北条史也、田村龍弘などの名選手を輩出した八戸学院光星の主力選手。左から鋭く振り切るスイングを武器に3年夏の青森県大会では打率5割超えを達成しました。ショートの守備も抜群で、本番の甲子園大会でも1番打者を務め打率.286、対智弁学院戦では本塁打を放つなど長打力も抜群です。
 

豪華メンバーで悲願の優勝なるか!?

いかがでしたでしょうか? ここで挙げた選手以外にも高校球界のスターが目白押しなU18アジア選手権日本代表メンバー。8月30日から始まる彼らの戦いに期待しましょう。