試合開始前のお楽しみ・始球式とは?

2018年の日米野球で始球式をする松井秀喜(写真:UPI/アフロ)


プロ野球の試合が開催される場合、観客席の入場が始まるのは試合開始の2時間前と言うケースがほとんど。選手の練習やスターティングメンバーの発表などの後に、試合前のショータイムとして行われることが多いのが、始球式です。

大抵は芸能人やアスリート等が投手役を務め、その試合の先頭打者にボールを投げるというセレモニーの一種。そんな歴代の始球式で大盛り上がりを見せた名場面をまとめてみました。
 

名場面その1:柳沢慎吾「日本一長い始球式」(2018年3月31日)

タレントの柳沢慎吾さんと言えば、DeNAファンであること以上に大の高校野球ファンとしても知られています。中でも横浜高校の決勝戦での激闘の模様を形態模写で表現する「ひとり甲子園」は有名。その一部始終を始球式の舞台でやってみようということでDeNAがオファーしたことで実現しました。

ネタ時間は毎回8分以上という長尺の始球式にもかかわらず、2012年に第1回目が開催されて以来、ファンからは大好評で昨年には本拠地開幕2戦目で開催。この時は架空の組み合わせである「横浜高校対早稲田実業」戦を行い、投手役はもちろん、応援団、実況アナウンサー、主審、ウグイス嬢、大会役員、そして甲子園のサイレンという1人7役をこなして拍手喝采の大盛り上がりを見せました。
 

名場面その2:稲村亜美「ノーバン始球式」(2015年9月15日)

「神スイング」で一躍有名になったグラビアアイドルの稲村亜美さん。中学時代にはシニアリーグに在籍していたというスポーツ少女だった稲村さんはスイングだけではありません。流れるような投球フォームも評判に。2015年のシーズン終盤、ヤクルトから始球式のオファーを受けました。

神宮球場のマウンドからワインドアップで構えると、流れるようなフォームから糸を引くようなストレートがキャッチャーミットに突き刺さり、見事ノーバウンドでストライク! この時の球速は95キロと目標にしていた100キロには届きませんでしたが、それでも見ごたえ満載の始球式となりました。

ちなみに2015年以降稲村さんは以降毎年のように始球式に参戦。2017年には自己最速となる101キロを記録しています。
 

名場面その3:樽美酒研二「芸能人最速記録達成」(2018年6月27日)

稲村亜美さんの速球が話題になって以来、始球式で芸能人最速を出すのは誰?と話題になり始めました。その中でひときわ燃えていたのがゴールデンボンバーの樽美酒研二さん。始球式に幾度となく参戦し、その豪快なフォームから素晴らしい投球を披露してきました。

そんな樽美酒さんの願いがかなったのが昨年6月の西武対オリックス戦。ワインドアップから豪快に投げたストレートはプロ顔負けの135キロをマークし、GENERATIONSの関口メンディーさんが保持していた芸能人最速記録の133キロを更新しました。当時38歳ながら肉体は年々進化し続ける樽美酒さんなら、さらなる記録更新も期待できそうです。
 

名場面その4:石原さとみ「まさかのサブマリン投法」(2017年8月7日)

女優の石原さとみさんは、毎年夏に行われるOB選手たちの祭典、サントリードリームマッチの始球式でおなじみ。その際に話題になるのが投球フォームです。OB選手たちの祭典ということもあって、歴代のOB選手たちの特徴的なフォームをマネて投球するのですが、この年に石原さんが選んだのはなんと山田久志(元阪急)らが得意としたサブマリン投法でした。

マウンドをよく馴らして、肩をグルグルと回す様子が可愛らしかったのはもちろんですが、いざ振りかぶって投げるとまさかのサブマリン。慣れないフォームだけにさすがにストライクは入りませんでしたが、それでもインパクト抜群の始球式となりました。
 

名場面その5:松井秀喜「豪華すぎる始球式」(2013年5月5日)

一見すると元巨人の松井秀喜が投げたという何の変哲もないものですが、この日は松井秀喜と恩師・長嶋茂雄の国民栄誉賞授与式を兼ねてのセレモニー。それだけに豪華なものでした。

投げる投手は松井秀喜、そして受ける打者はビジターチームの1番打者ではなく、何と長嶋茂雄、そして捕手役は原辰徳監督で、審判役は安倍晋三首相というプロ野球史上にない豪華なメンバー。松井の内角高めのフワっとした投球に長嶋がスイングした瞬間、超満員のファンからは大歓声が上がりました。ちなみに松井の投げたボールを受けた原のはしゃぎっぷりも印象的な始球式となりました。
 

試合前のお楽しみ、始球式を堪能しよう!

いかがでしたか? エンタメ性の高いパフォーマンスもあれば、プロ顔負けのガチンコのものまで様々。試合前のお楽しみとして、注目してみると楽しいかもしれませんよ!