プチプラが「高見えする」「安っぽい」には理由がある
プチプラファッションがここまで一般的になっている昨今、「安くておしゃれな服」というのは、もはや当たり前のこと! 多くの人が日常的に取り入れているプチプラ服ですが、うまくおしゃれに着こなしている人と、残念ながらお値段なり、下手すると安っぽく見えてしまう人との2パターンが存在します。今回はその違いについてお伝えします。
高見えするプチプラコーデをつくる5つのコツ
1. 着こなしのバランスが今っぽく、似合っているかどうか
プチプラ服で高見えさせるには、全体的に今っぽい着こなしか、それが似合っているかの2つが大事なポイント。近づかないと分からないような細かい部分ではなく、遠目で見てもパッと分かるような全体のバランスが重要です。
そもそもファストファッションでは、「流行を意識したアイテムを安く売る」というのが主軸。そんな中でプチプラ服をアイテム単体のデザインだけで見てしまうと、失敗する可能性も高くなってしまいます。
「自分に似合うか」の判断ポイントには、自分のキャラ、肌の色、髪型、顔の印象……様々な要素がありますが、大人女性にとって最も重要視すべきポイントは、ずばり、体型に合っているかどうか。自分では「らしくない……」と敬遠しがちなアイテムでも、他人から「よく似合う!」と好評価を受けたことはありませんか。雰囲気は、主観によるものなので、実は必ずしも大事なポイントとは言い切れないんです。
そのアイテムのサイズ感が今の自分の体型に合っているか、ここを意識すると、プチプラでも今っぽくて似合う(=高見えする)ものが見つけやすくなります。
2. 3色以内のスッキリした色使い
コーデに使用する色は3色以内が高見えの基本。同系色で揃えるワントーンコーデも、旬のおしゃれ感が出ておすすめです。色が散らかると高見えさせるのは難しくなるので気を付けて!
3. ゲーム感覚もおすすめ! 「高見え」を選ぶ目を養う
パっと見た時に「高見えするな」と感じるものは、おそらく他の人も同じように感じます。
アラフォーになると、自分の定番カラーや好みのシルエットが決まってきて、そればかり見てしまいがちですが、ファストファッションは品数が多めでカラバリも豊富。高見えするものと安っぽく見えるものが混在しているので、しっかりと見分ける必要があります。
いつも黒を選んでいたとしても「この黒は少しテカリがあって安っぽい、同じ素材でもカーキの方が落ち着いていて高そうに見えるな」などに気付けると、うまく選べるはず。
ゲーム感覚でトライするのも楽しくておすすめです。例えば、いいなと感じたプチプラアイテムがあったら、まず値段を伏せておいて、素材やシルエットを触ってみて確認。「これはだいたい◯◯円に見える」と予測してから値札を見て、実際が予想より安かったら高見え、と判断します。
値段につられてつい買ってしまうという人も、一旦冷静になれるのでおすすめです。
4. 安くても大切に扱う
なかにはもちろんお値段以上の高コスパなプチプラ品もありますが、一般的には価格と素材の質というのは比例するもの。でも、「気に入っている服だから!」と丁寧に扱い、いい状態で着ていると、高見えにもつながります。
購入時はよくても、長持ちしないクオリティのものもあるので、惰性で使い続けず、状態の変化も確認してみて下さいね。
5. どこかに高価なものを取り入れる
定番ですが、高価なものとプチプラを組み合わせるハイローミックスはコーデの高見えに効果アリ。高価なものはプチプラコーデにメリハリを付けてくれるので、バッグや靴、アクセサリーなど値段の差が出やすい小物で取り入れるのが◎。
プチプラが安っぽく見える3つの残念ポイント
1. シワ、毛玉、ほつれなど、ヨレっとした生活感
大人の女性がヨレっとしたプチプラ品を着ていると、生活感が出ておばさん度がアップ……! よくあるのはシワや毛玉が目立つ、ボタンが一つだけゆるい、ジッパーや袖などよく動く部分の縫い目がほつれているなど。プチプラ品こそ細部まで気を配るのが大切です。
2. 靴が汚れている
足元が汚れていると全部が台無しに! いいことはひとつもないので、お手入れしたり、くたびれていないものを履くなど、気を配って。
3. ボサボサヘアやひっつめただけのおばさんしばり
遠目から見るとヘアスタイルは「輪郭」。実は横や後ろから見られていることが多い頭部は、ボサボサや一つにひっつめただけだと「こなれ感」に見せたいところが「お疲れ感」に。大まかに輪郭を整えるような気持ちでチェックしてみて下さいね。
以上「違いはどこに?プチプラ服の高見えコーデVS安っぽコーデ!」でした。