アイロンを使わず、この変化!
どんな洋服の魅力も半減させてしまうのが、シワ。値段が高かろうときれいめであろうと、シワシワだと途端にだらしなく見えてしまうので、大人になればなるほど注意したいですよね。でもアイロンがけは正直面倒……。
そこで、今回は私が実践している、アイロン不要でシワを伸ばすお手入れ法をご紹介していきます。
畳みジワにも効く! 浴室に吊るしてスチームを当てるだけ
常に次のシーズンの新作が店頭に並ぶアパレルショップ。買ったタイミングでは季節が追い付かずすぐには着られないので、数カ月寝かせておいて、いざオンシーズン!とクローゼットから引っ張り出すとシワシワになっていた! 誰しもこんな経験をお持ちではないでしょうか?
私も春夏の新作ワンピースをいざ出してみたら、こんなにシワが寄っていました。配送時に折り畳まれてきたものをそのまま保管していたので、シワが付くのは当然……。
このワンピースは光沢のあるサテン生地で、胸元にも立体的なギャザーがあるデザイン。ワンピースで面積が大きいし、シワもしっかり付いてしまって頑固そう。頑張ってアイロンかけたとしても、いくら当て布をするとはいえ、生地が変質したら後の祭りだし……。
どうしてもアイロンに抵抗があったので、「浴室に吊るしてスチームを当てる」シワ取り法を試してみることにしました。スチームを当てるだけならハードルが低いし、ダメージも受けなそう! その時の流れをご紹介していきます。
「浴室シワ取り法」スタート!
まずはお風呂のお湯を張るタイミングで浴室のドアフックに吊るし、お湯がたまるまでの20分弱、換気扇もストップしてみました。浴室はサウナのように、蒸気がモヤモヤと出ていて、ワンピース全体に湿り気が感じられる状態です。
20分経過したあと見てみるとびっくり! この状態ですでにシワが程よく取れていました。
ただこのままでは全体的に湿っているので、室内に移し、一晩吊るして乾燥させ、翌朝見てみると……、なんと下写真のように今すぐ着られるほど、キレイな状態に! 引っ張って整えるなど、こちらからは一切力を加えていないのですが、程よく湿った状態で吊るしておくことで、洋服が自分の重みでシワを伸ばしたようです。
アイロン不要で、お風呂のお湯をためる、という日常の家事のついででこんなにシワが取れるのは、本当に楽チン! 取り入れない手はありません。
この方法はすぐに洗えないようなジャケットやアウターに、焼き肉などのにおいが付いてしまった時にも使えそうです。
ただ、プリーツのスカートやセンタープレスのパンツなど立体的なデザインのものや、シルクなど水に弱い繊細な素材、デリケートな素材は形崩れする可能性もあるので注意が必要です。
基本的に丸洗いできるようなアイテムや、アイロンのスチームを当ててもOKなアイテムなら大丈夫かと思いますが、いずれも成分ラベルを見て、絶対に表示を確認してから実践してみてください。
これからの季節はトレンドのリネンアイテムや、薄手のワンピースを着る機会が増えるので、「お風呂のスチームでシワ取り」で楽々お手入れしながら、パリッときれいな状態の春夏アイテムを楽しんでくださいね!
以上「労力ゼロ!アイロン要らずで服のシワを伸ばす裏技」でした。