夫たちは「倦怠期」をそれほど気にしていないらしい!?

「マンネリ」「倦怠期」は、女性たちが非常に嫌う言葉だが、男性たちはどうやらそれほど気にしていない様子。夫婦の「倦怠期」に対しては、受け止め方に違いがあるようだ。

夫はそれほど"倦怠期"を気にしていない!?

「マンネリ」「倦怠期」は、女性たちが非常に嫌う言葉だが、男性たちはどうやらそれほど気にしていない様子。夫婦の「倦怠期」に対しては、受け止め方に違いがあるようだ。
 

倦怠期=落ち着いた時期と解釈

結婚して14年、13歳と10歳の子がいるヨウスケさん(46歳)は、「ああ、そういえばウチは倦怠期かもしれないですね」と穏やかに言う。

「子どもも大きくなってきたし、ようやく中古ながらマンションも買ったし。妻ともこれといって大げんかするわけでもなく。妻は『たまにはデートしたい』『誕生日くらいおしゃれなレストランに行きたい』と叫んでいますが、近場に子どもを見てくれる親や親戚がいないので実現していません。下の子が中学生になれば、もう少しふたりで出かけられるかもしれませんが、今さら妻とデートしたいわけでもないし」

最後はニヤニヤと半分照れている。愛されているのかと思いきや、「でも夜のほうは彼女がもう何年も拒否しているんですよ」と意外な答え。

「まさに倦怠期なんですよ。お互いに男女としては見られない。かといって、なんとかしなければという焦りも別にない。彼女がデートしたがっているのは、そういう雰囲気を味わいたいだけ。別に僕でなくてもいいんだと思う」

ヨウスケさんも、妻を家族として大事には思っているが、今さら男女として関係を構築したいとは考えていないという。

「あまり生々しいことがないほうが家族としてはうまくいくんじゃないでしょうか」
家族はぬるま湯のような関係がラクでいいと彼は淡々と話した。


 

夫婦は平穏無事がいちばん!?

子育てに翻弄されてきた夫婦は、「とにかく平穏無事がいちばん」なのかもしれない。特に夫側は。

「夫婦の間は倦怠期かもしれませんが、子どもたちはまだまだこれからいろいろなことがある世代だし、親としては楽しみがありますからね。子ども中心の家庭だから、夫婦はお互いに飽きていてもいいんじゃないですか」

タツヤさん(43歳)も「倦怠期上等」と言わんばかりだ。妻とはすでに兄妹のような関係が10年近く続いているが、「長年、一緒に暮らしている夫婦ならそれも当然」と気にしていない。とはいえ、オスとしての本能は枯れてはいない。

「ときどき、外で恋に落ちています。今のところ妻にはバレてないし、続いてもせいぜい1年くらいなものですから。家庭を捨てるつもりはいっさいありません。え? 妻が外で恋していたら? それはそれでいいんじゃないかと思っています。家庭内は平穏無事に、恋は大人の責任として外で自由にというのが家族を長く維持する秘訣のような気がしますね」

恋にはのめりこまない、自分の責任の範囲できちんと終わらせる。タツヤさんはそんなポリシーで恋をしていると話してくれた。

「仕事と家庭だけじゃ人生、おもしろくないですからね。恋くらいしていられる男でいたいです」

なるほど、と頷きながらも、それでいいの?と思わないでもない話である。

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