試合観戦前に覚えておくと損はない!?
2019年のプロ野球ペナントレースが開幕。応援したチームが勝つと嬉しいのはもちろんですが、その中でも最も記憶に残る試合展開と言えばサヨナラゲームでしょう。応援しているチームの選手が試合を決める一打を放った時の興奮は、筆舌に尽くしがたいものがあります。
一打にしてその日のヒーローになること間違いなしのサヨナラ打ですが、昨季は12球団合わせて延べ53人が放ちました。果たして誰が最も多くのサヨナラ打を放っているのでしょう。
侍ジャパンの若き主砲もランクイン
昨季、サヨナラ打を放った延べ52選手を回数順にランキングにして発表しましょう。
※所属球団は昨季シーズン終了後のもの
第11位 各1回
山田哲人(ヤクルト)
吉田正尚(オリックス)他41人
昨季サヨナラ打を1本はなった選手は43名。本塁打もあれば犠牲フライもあるなど、その種類は様々ですが、「ここで打ってほしい!」という場面でキッチリと決めたのはさすがの一言です。
中でも印象深いのが先日の侍ジャパン強化試合でも大活躍した吉田正尚。プロ入り後はしばらく故障がちでしたが、昨季は1年フルで出場して4番打者に定着しました。10月4日の対ソフトバンク戦では9回裏、無死1、2塁の場面で打席が回るとライトフェンスに直撃するサヨナラタイムリーを放って試合を決めました。ちなみに吉田にとってこの一打はプロ入り初のサヨナラ打。今季はさらなる活躍が期待されます。
たった89打席で2度のサヨナラ打を記録!?
第4位 各2回
山川穂高(西武)
清田育宏(ロッテ)
菊池涼介(広島)
下水流昂(広島)
川端慎吾(ヤクルト)
長野久義(巨人)
大島洋平(中日)
昨季本塁打王に輝いた山川穂高をはじめ、チームの看板選手たちが貫録のランクインを果たす中で、異彩を放つのは下水流昂。昨季はキャリア最多となる67試合に出場しましたが、打席数はわずか89。それでもシーズンでサヨナラ打を2本放つという勝負強さを見せました。
印象に残ったのが7月20日の対巨人戦。1点を追う延長10回裏、2死1塁という場面で打席が回ってくると相手投手マシソンの直球を振り抜き、打球はぐんぐん伸びてライトポール際への逆転サヨナラ本塁打に。この日は昨年夏に広島を襲った豪雨災害後初となる本拠地での一戦だっただけに、期するものがあったのかもしれません。
サヨナラ打が多いチームは優勝するジンクスが!?
第1位 各3回
森友哉(西武)
中島宏之(オリックス)
鈴木誠也(広島)
昨季のペナントレース1位通過チームである西武と広島の主力打者が1位にランクイン。広島は1位の鈴木誠也の他にもサヨナラ打を打った選手は6人いて、その数合計10本で12球団ナンバーワン。ちなみに2位も西武の9本なのでサヨナラ打が多いチームは好成績を残しやすいと言えるでしょう。
若きスラッガーたちに並ぶ形でランクインしたのがベテランの中島宏之。昨季は故障で77試合の出場にとどまりましたが、今季は勝負強い打撃を見せていました。9月1日の対西武戦では自身初となるサヨナラ本塁打を放ち、7点のビハインドをひっくり返す逆転勝利に貢献。今季から巨人に移籍しましたが、その勝負強い打撃を披露することを期待されています。
試合終盤、彼らの打席から目が離せない!
いかがでしたか? 投手として一軍で好投した選手もいれば、意外な選手まで打者転向を果たしていました。今季から打者に挑む白村明弘の活躍を期待するとともに、彼らのプレーに注目しましょう。