2月22日、ついにJリーグが開幕した。今シーズンオフはヴィッセル神戸がビッグマネーを投資してビジャを獲得するなど外国人プレーヤーの補強が話題をさらい、日本人でも飛躍を誓う注目のプレーヤーが数多くいる。

そこで、お金はないが時間だけはあるサッカー大好き若手芸人の筆者が第1節を全試合、そして第2節の注目カードを見た上で、後出しで今季のブレイク候補生を紹介したい。
 

久保建英(FC東京)

開幕戦でのFC東京 久保建英(写真:西村尚己/アフロスポーツ)


最もサプライズを提供したのはバルセロナの下部組織育ちの17歳、久保建英だろう。幼い頃から日本中の期待を一身に集めてきた久保がついにJ1の舞台で輝きを放った。

開幕戦では2連覇中の王者、川崎フロンターレ、第2節ではハードワークが信条の湘南ベルマーレ相手に多くのチャンスを作った。元より桁外れの技術と判断力を持っていた上にコツコツと作り上げてきた肉体で、日本代表DFの車屋紳太郎(川崎フロンターレ)からボールを奪うシーンも。力強さが加わり、いよいよワールドクラスに近づいた印象だ。今夏のバルセロナ行きが噂されており、Jリーグでプレーを見られる時間はもう短いのかもしれない。
 

三好康児(横浜F・マリノス)

昨シーズンから超攻撃サッカーを掲げる横浜F・マリノス。今季、その攻撃の中心は昨年日本代表にも選出された天野純と、新加入の21歳、三好康児のふたりのMFだ。特に第1節で決勝ゴールを決めた三好は、東京オリンピックを目指す世代別日本代表でも主力を担っており、ブレイクが期待されている。

これまで川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌とそれぞれ攻撃的なチームの1.5列目で相手を崩す役割を担ってきたが、横浜ではポジションを一列下げて中盤で攻撃を組み立てて新境地を開拓。パスサッカーの中心として技術の高さを見せると、さらに得意のドリブルでも相手のプレスをかいくぐるなど、攻撃に新たな色を加えた。
 

前田大然(松本山雅FC)

昇格組の松本山雅FCのキーマンはなんといっても前田大然。武器はなんといっても圧倒的なスピードだ。今期J1初体験の21歳だが、開幕からそのスピードで相手守備陣をキリキリ舞いさせていた。また速いだけではなく、スプリントを繰り返すスタミナも備えているため、超スピードで相手を追い回す守備での貢献度も非常に高い。

Jリーグ公式記録によると今シーズンの1試合のスプリント数ランキングでは、1位は第2節で前田が記録した53回。2位はこちらも前田が第1節で記録した45回だ。3位の高山(大分トリニータ)が40回であることも考えても驚異的。ゴールを量産すればサムライブルー入りも近いかもしれない。
 

2019年は外国人当たり年の予感⁉

今季から1試合に同時にプレーできる外国人枠が5人に増えたことで、各チーム強力な助っ人外国人を補強。

ヴィッセル神戸

ダビド・ビジャ(前列左)、アンドレス・イニエスタ(前列左から4人目)のいる開幕戦のヴィッセル神戸​​(写真:森田直樹/アフロスポーツ)



目玉はヴィッセル神戸の新加入FWダビド・ビジャ。ワールドカップ優勝も経験した説明不要のワールドクラスだ。アンドレス・イニエスタとの元バルセロナコンビに期待しないサッカーファンはいないだろう。

第1節終了後にはさらに、ダンクレーも補強。すぐさま第2節でフル出場を果たした。バルセロナにおけるピケの役割を担える、足下の技術に優れたブラジル人センターバックだ。
 

サガン鳥栖

元スペイン代表FWのフェルナンド・トーレスに加えて、こちらもバルセロナでプレーしたイサック・クエンカを補強。こちらは未だリーグ戦を欠場しており、デビューが待たれている。

川崎フロンターレ

2連覇中の川崎の新加入FW、レアンドロダミアンはロンドンオリンピックの得点王。ヴィジャやクエンカほどの知名度はないが、働き盛りの29歳で、実力では引けを取らない。その得点力、安定したポストプレーに加え、外国人助っ人らしからぬ献身的な守備も見せ、早くもファンの心を掴んでいる。

名古屋グランパス

また補強を当てた印象があるのが名古屋グランパスだ。元々ジョー、ガブリエルシャビエルらJでも屈指の強力な外国人を擁しているが、そこに今シーズン加わったシミッチは、チームの心臓となりうる存在かもしれない。

チームに遅れて加入したシミッチは情報も少なく、謎の多い存在だった。しかし的確なパス回し、セカンドボールを拾う戦術眼で完璧にチームを操縦。今シーズンの優勝争いのキーマンになりそうだ。


まだまだJ1は始まったばかり。これからまた新たにブレイクする選手たちが登場することになるだろうが、是非スタートダッシュに成功した彼らの今後にも期待していただきたい。