ふと気づくと夫の様子が「ヘン」……どうしたらいい?

結婚生活はずっと平坦なものではない。いろいろなことが起こるし、自分の見えていないところで配偶者や子どもに何が起こるかわからないものだ。ふとしたことで夫の変化に気づいてしまった二組の夫婦の話。

夫の変化に気付いたら……

結婚生活はずっと平坦なものではない。いろいろなことが起こるし、自分の見えていないところで配偶者や子どもに何が起こるかわからないものだ。
 

あるときふいに、夫に浮気疑惑が

浮気だってしている当事者は、徐々に恋心に浸潤されていくものだが、配偶者にとっては「ある日突然わかってしまう」ものだろう。

「あるとき夫が外泊。結婚して17年たって無断外泊なんて初めてのことでした。当然、浮気を疑いますよね。それ以来、夫の言動を注視していると、どうもアヤシイ。ある晩、本当になにげなく、さりげなく、『好きな人がいるの?』と寝室で聞いたんです。すると雑誌を見ていた夫の手が止まり、ついで目があちこち泳ぎ……。バレバレじゃないですか」アキさん(46歳)は苦笑しながらそう言った。

夫は「何を言ってるんだ、そんなはずないだろ」と言ったが、顔は笑っていなかった。ひょっとしたら深間にはまると感じたアキさんは作戦を変える。

「次の週末、めんどうくさがる夫を誘って近所にできたイタリアンレストランでブランチ。偶然近所のご夫婦に会って、なぜかそこで話が盛り上がって、今度一緒にテニスをやりましょうという話になった。夫も私も昔、テニス部だったんです。早速、次の週末に夫婦二組でテニス。あちらの奥さんがこっそり私に、『夫婦も長くやっていると、ふたりだけで出かける気になれなくて。助かったわ』って。うちもそうですよと笑いました」

その一件から、夫のテニス熱が再発。毎週のようにふたりでテニスに行くようになった。若いころを思い出しながらテニスで汗をかくことによって、夫の"浮気疑惑"も疑惑のまま消滅した。タイミングがよかった、とアキさんは胸をなで下ろしている。
 

気にせずに夫を家庭に巻き込む

「うちにもそういう時期がありました。今思えば、限りなく怪しい時期が。上の子が5歳、下の子が生まれたばかりでした。私の妊娠中から浮気が続いていたんじゃないかなと疑っています」

アイコさん(42歳)が話してくれたのは6年前のことだ。産後、心身が不調だったため、実母に手伝いに来てもらっていたのだが、そのころ夫の様子がおかしかった。

「私も疑っていたけど、母もヘンだと気づいたんですよ。夜中に夫がこそこそ電話をしていたと。浮かない顔をしていることも多いし、『気をつけたほうがいいわよ』と」

2カ月ほどで母親は帰っていった。母の言うことが気になって夫を疑いの目で見てしまう自分に気づき、アイコさんはこのままではいけないと思い立つ。

「夫を家庭に取り込むしかない。あれこれ言って夫の目を家庭の外に向けさせてしまったら、私に勝ち目はない。だから上の子が興味のあったサッカーボールを買い与え、パパとサッカーしたいねえと夫の前で焚きつけて。そう言われれば夫もサッカー好きだから息子と遊びますよね。知人が某サッカーチームと縁があるということだったので頼んでチケットを入手、『知り合いにもらったんだけどどう?』と夫と息子にサッカーを観に行かせて。帰りに私と下の子も合流して、みんなでファミレスで食事。子どものはしゃぐ姿を見て夫もうれしそうでした」

子どもを武器にして、夫の目を家庭に向ける。そうすることで夫は下の子のめんどうも自然とみるようになった。

「何かしてくれたら、ありがとう、あなたってすごい、という言葉も忘れませんでした。もちろん家事育児はふたりでやるべきなんだけど、なかなかやらない夫、しかも外を向きがちな夫にはこういう手法しかなかった。でも妻も子どももべったり甘えてみると、夫って案外、頼りにされているとプライドがくすぐられるのかもしれませんね。古い手だけど」

目的のためには手段を選ばず。アイコさんの場合は、その方法が夫を取り戻すことにつながったのだ。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『ボーはおそれている』を見る前に知ってほしい「4つ」のこと。アリ・アスター監督が常に描くものは何か

  • アスリートの育て方

    「あの時、嫌な予感がした」父の死で進路急転。中3で単身故郷を離れた元日本代表・駒野友一の原動力【独占インタビュー】

  • AIに負けない子の育て方

    市役所、銀行、大学まである…1日限りの”仮想の街”が美しが丘公園に出現! 横浜市発のキッズタウン

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    【近鉄本発売】女子鉄アナウンサー・久野知美は、なぜ人気? トークショーで分かった「愛される理由」