結婚はしたいけど……距離の詰め方が下手な男が多すぎる!
アラフォー独身の中には、恋人がほしい、できれば結婚もしたいと考えている女性たちも決して少なくない。ただ、「デートにこぎつけるまでが大変」「デートしてからもっと親しくなるのがむずかしい」などの声をよく聞く。いったいどういうことなのかというと。
「どこかでちょっといいなと思う男性と知り合うとする。今度、食事でもということになっても、相手から連絡が来ないんですよ。だから連絡してみると、喜んではくれるんだけど、食事のセッティングなどが大げさ。居酒屋で会って軽い感じでお互いに話が合えば、また会おうということになると思うんですが、最初から予約とって云々みたいな大仰なデートになっちゃう。そういう男性がけっこう多いんですよね」
カオルさん(39歳)はそう言う。確かにいきなりきちんと形を整えられても困る。友だち感覚で会っているうちに男女として意識しあうようになるほうが自然だ。
「オトナなんだから、お互いに逃げ道を残して軽く始めたほうがいいと思うんだけど、男性はそうじゃないみたいで」彼女は苦笑いする。
「かと思うと、デートは必ず映画から始まると思っている男性もいる。お互いに仕事をしているんだし、そんなによく知らない人と映画を観に行っても意味がないと思うんだけど(笑)。ちょっといいなと思った人に『今度、飲みに行きませんか』と軽く誘ったら、『え、どうせなら週末に映画でも』と言われてドン引きしました。仕事帰りに会って飲んで、話が合わなければもうふたりきりでは会わないというだけのことなのに、男性はすぐマジデートに持ち込もうとするから、めんどうになっちゃうんですよね」
友だちから始めたいと考えている女性と、最初から「恋愛を踏まえた男女のデート」と考える男性との違いかもしれない。
急に距離感を失う男性も
一方で、1回デートしただけで、突然土足で人の私生活に踏み込んでくる男性に辟易している女性たちもいる。
「誘われて1度食事をしたら、突然、『オレの女』みたいな雰囲気になって。朝、出勤時に『これから会社に行ってくるね』、昼は『今日、うちの会社はこんなランチ』と社員食堂の写メを送ってきたり。夜は『今、何してるの?』と。1日に何度も連絡が来るんです。私とあなたはどういう関係ですかって聞きたくなる(笑)」
ヨシエさん(40歳)もまた苦笑する。食事をしたくらいで恋人面をされてはたまらない。かつては男性がよくそう言ったものだが、今では女性たちがその言葉を口にする。
「心の距離が近づいていないのに、すでに彼の中では『いちばん親しい女性』になってる。それじゃ恋愛は始まらないですよね」
気楽に友だちからは女性たちの原則。そのまま友だちで固定するかもしれないし、徐々に距離がつまっていくかもしれないし、あるいは一気に大恋愛の炎が燃えさかることになるかもしれない。つまり男女関係はどうなるかわからないのだ。だからこそ互いの自然な情熱に任せ、無理に距離を決めないほうがいいのではないだろうか。