袴ワイドパンツはもう古い!何が変わったの?
去年まではOKだったのに、気が付いたら時代遅れになっていて、ダサいコーデになっていた……なんていう話は、実はファッションではよくあること。今は特に流行のサイクルが早いのと、情報量が多いので、うっかりしていると「まだあれ着てるんだ」という目で見られてしまうかも……! なかでも今季、要注意なのが「ワイドパンツ」。ではどの点がNGなのか、詳しくお伝えしていきます。
去年と今年のワイドパンツの違いは、ずばりシルエット!
ここ数年の流行で、すでに定番化したかのように感じたワイドパンツですが、この冬には大きな変化が出てきています。それは「裾が広がっているかどうか」。去年までのワイドパンツは、裾に向かって広がっているワイド感が特徴的でした。裾が袴のように広がっていてボリューミーなものもたくさん出ていましたよね。
でしたが、今年はワイドパンツとは名がつくものも、裾はストレートがほとんど。太めの筒でストンと落ちるようなシルエットに変化しています。裾が足元でたるむとシルエットが台無しになってしまうので、そうならないようにアンクル丈に仕上げられているものも多いです。
この数年のワイドパンツ人気は、ずっと裾広がりのシルエットが主流だったので、今回のシルエットの変化は結構大きな変化と言えそう。今までの「フルレングス丈&裾広がり」なワイドパンツをそのままはくと、ちょっと古い人に見られてしまうかも……。今っぽくはきたい時には、あまりに裾広がりなものは避けた方が賢明です。
ワイドパンツの生地感はカジュアルからきれいめに
去年と今年でもう一つ大きく変わったのは素材感。去年まではチノやデニムなどの固めな素材から、ベロアや楽チンなカットソー生地まで種類豊富に出ていたのですが、今年はテロテロした楽ちんな生地のものはほとんど見かけません。
というのも、今年のトレンドは「女性らしさ」がポイントだから。ルーズなカジュアル感よりも、きれいめで女性らしく見える色使いやコーデが人気です。生地感にも注意が必要です。
ワイドパンツの形が変わったことでコーデにも変化が!
ワイドパンツのシルエットと素材の流行が変わると、当然合わせるアイテムも変わってきます。コーデ全体のシルエットが、去年の下に向かって広がる三角形のシルエットから、今年は太めだけどまっすぐ落ちるIラインに変化しました。
それに伴い、去年多く見かけた裾広がりのワイドパンツと相性の良い、ショート丈で身幅の広いトップスは少なくなり、今年はジャストサイズもしくは少しゆるめぐらいの、普通に使える形のトップスが増えています。
そして、裾広がりのワイドが主流だった頃はとにかくウエストインがマストでした。でも今年はストレートめのため縦長のIラインに見せられるので、トップスも必ずしもショート丈でなくてOKに。ニットのインナーに長めのシャツを着たり、ヒップが隠れる丈のトップスを合わせるコーデも多く打ち出されています。この辺も今年らしいコーデのカギになりそうです。
今年のワイドパンツは、形、素材、コーデの全てが変わってきており、去年とそっくりそのままの同じコーデでは危険かも……。ぜひ一度お手持ちのワイドパンツの形を確認してみてくださいね! 以上「袴ワイドパンツはもう古い!? 冬のトレンドボトムスは?」でした。