ホンダ「CLARITY PHEV」の特徴は?

CLARITY PHEV

ボディサイズは、全長4915×全幅1875×全高1480mm。乗車定員は5名で、JC08モードのハイブリッド燃費は、28.0km/L

7月19日に発表、20日から発売されたプラグインハイブリッドのホンダ・CLARITY PHEV(クラリティ)は、メルセデス・ベンツEクラスやBMW5シリーズと同じ全長4.9mを超える大きなボディが特徴だ。ホンダでは、最上級セダンであるレジェンドの下に位置する高級セダンでもある。
 

FCV、EVに続くPHEV

プラグインハイブリッドとは、充電できるハイブリッドカー。クラリティPHEVは、燃料電池車であるFCVの「クラリティ FUEL CELL(日本ではリース専用)」、ピュアEVの「クラリティ ELECTRIC(日本未導入)」に続く第3弾になる。
 

同一のプラットフォーム(車体)で、FCV、EV、PHEV(PHV)の3つの電動車両を揃えるのはホンダ「CLARITY」シリーズが世界で初めてとなる。
 

同社は2030年をめどに、四輪車グローバル販売台数の3分の2を電動化する目標を掲げていて、世界的に見ても今後急速に増加していくと見込まれているのが、プラグインハイブリッドのPHEV(PHV)なのだ。
 

EV走行距離は114.6kmを実現

「クラリティPHEV」は、アコードハイブリッド、オデッセイハイブリッドにも搭載されている2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースに、バッテリーの高容量化やコンバーターの高出力化などを図り、電動化をより進めたシステムを搭載。
 

エンジンは、熱効率40.5%で世界最高レベルの高効率を誇る1.5Lアトキンソンサイクルで、2モーターと組み合わされている。
 

EVとしての性能向上により、EV走行距離(充電電力使用時走行距離)は114.6km(JC08モード)を実現。なお、最新の燃費規制で実燃費に近いWLTCモードでは、101.0kmとなっている。
 

バッテリー残量に左右されるものの、街中から高速道路までEV(モーター駆動のみ)走行が可能な「EVドライブモード」、エンジンとモーター駆動の「ハイブリッドドライブモード」、「エンジンドライブモード」をバッテリーの充電状態や走行の状況に応じて、常に最適なモードが自動的に選択される。
 

床下にバッテリーと高圧デバイスを一体化したIPU(インテリジェントパワーユニット)を搭載することで、広い車内とラゲッジを確保する

充電システムには、普通充電ポート(100V、200V)に加えて、急速充電・外部給電ポートを標準装備。充電時間はAC200Vの場合、約6時間で満充電、急速充電は約30分で満充電のうち80%まで充電可能だ。
 

さらに、対応する外部給電器を接続することで、外部機器への電力供給(給電)にも対応し、災害時には「走る蓄電池」としての役割も果たせる。
 

価格は588万600円と高めの設定だが、車格、サイズ的にライバルといえるメルセデス・ベンツEクラス、BMW5シリーズが用意しているプラグインハイブリッドと比べると、220〜250万円くらい廉価な設定になっている

今後、EVとともに電動車両の中核を担うとされているプラグインハイブリッド。しかし、日本車では、現時点でトヨタ・プリウスPHV、三菱アウトランダーPHEVの2台しかない。ホンダは、リース販売だったホンダ・アコードプラグインハイブリッドのリースを終了済みだ。世界的にプラグインハイブリッドが増えるのは着実でありながら、ハイブリッドが主流の日本でどれだけ存在感を示せるか注目されている。