実は「黒」は永遠に似合う万能色ではない!?
好きな色を聞くと「黒が好き」という女性は結構多いですよね。何にでも合うという絶対的な安心感があり、オシャレっぽく見えて、体型を引き締める効果もあるのでつい黒ばっかり着てしまう、という方も多いのだとか。
でも、この黒、実は永遠の万能カラーという訳ではないんです! では、何歳までOKなのか?という気になる点について、詳しくお伝えしていきます。
黒が似合わなくなるシンプルな理由
黒はどの色も塗りつぶせてしまうような、力強い色。白が膨張して見えるのに対し、黒は輪郭をくっきりと際立たせ、締まって見えるので、着やせ効果にもつながります。
しかし、女性は歳を重ねていくにつれ、だんだんと丸みを帯び、皮膚も弾力を失い、全体的に柔らかい印象になるもの。10代、20代は身体そのものにも弾けるような強さがあるので、同じ強さを持つ「黒」とベストなバランスを保てます。しかし、年齢を重ねた柔らかい印象の身体と、黒の強さはだんだんアンバランスに……。
時には幸薄そうに見えたり、貧相に見えたり、あまり嬉しくないイメージに仕上がってしまうことも。そのため、黒を着こなすには押さえるべきポイントがいくつかあります。
どんな黒も着こなせるのは30歳まで
今の30歳は若く見えることがほとんどなので、どんなテイストでも特に意識せず黒を着られます。ちなみに若い時しか着られない黒のアイテムと言えば、元気系、甘い系のミニワンピースやミニスカートにショートパンツなど露出多めのもの、Aラインなどプリンセス風のワンピースなど。
30代前半はまだ甘いデザインが似合う場合もありますが、新しい黒アイテムを購入するときは、だんだんとシンプルなデザインを選ぶようにしていくと、結果的に長く着られます。
35歳を過ぎたらデザインに気を付けて
甘い感じの黒アイテムを着た時に、違和感を感じるのがこの年齢。大きなフリルやペプラム、パフスリーブやふんわりした膝丈スカートなど、甘めデザインはいくら黒でも似合わなくなってきます。
35歳以上では、デザインはシンプル一択がベスト。方向性として辛口はOKですが、モード過ぎても怖い感じに見えがちなので、黒アイテムはシルエットが体型に合っていて、キレイかどうかを最優先にしてみて下さい。
40歳を過ぎたら素材+デザインに注意
節目である40歳を過ぎたらデザインに加え素材感が重要。シンプルなシャツでも、パリッとハリのあるコットンだと、顔が負けるようになります。シャツならよりナチュラルなリネンや、とろみ素材をチョイスして。ニットならハイゲージのものよりはリブやモヘアにするなど、より柔らかいイメージの黒を選ぶのがポイントです。
45歳を過ぎたらネイビーメインに切り替えて
いくら若い時と同じ体型をキープしていたとしても、45歳を過ぎたら似合うものは変わる、と気持ちを切り替えたほうが、結果的にオシャレ見えします。この年齢に似合うのは黒よりまろやかなネイビー。
これまであんまり着てこなかった……という方も、この年齢になると、ネイビーの持つ知的さや品の良さが生きて、若い子よりも素敵に似合うようになります。ワンピースやジャケットなどフォーマル寄りの黒アイテムが、喪服っぽく見えてしまうこともある年代ゆえ、ネイビーにぜひトライしてみて下さい。
歳を取った……と嘆く必要は全くなし! その時に似合うものを上手に活用して、ファッションを楽しんでくださいね。以上「似合うのは何歳まで?「黒」を着る時に気を付けたいこと」でした。