「初代コネクティッドカー」を謳う新型トヨタ・クラウンが発売

「初代コネクティッドカー」を謳う新型トヨタ・クラウン、カローラ・スポーツが6月26日、同時に発売された。両モデルともに、「初代コネクティッドカー」を謳うのが特徴で、両車ともにトヨタの歴史を支えてきた伝統ある“ビッグネーム”でもある。

大変革を遂げた15代目クラウン

デザインでは、6ライト(サイドウインドウが片側に3つ配されるデザイン)と呼ばれるサイドビューや、内側に絞り込んだボディラインなど、従来型よりもワイド&ローを強調したフォルムになる

「初代コネクティッドカー」を謳う新型トヨタ・クラウン、カローラ・スポーツが6月26日、同時に発売された。両モデルともに、「初代コネクティッドカー」を謳うのが特徴で、両車ともにトヨタの歴史を支えてきた伝統ある“ビッグネーム”でもある。
 

ここでは、まず高級サルーンの新型クラウンについてご紹介したい。15代目となる新型クラウンは、近年のクラウンにないほど、大幅な変革となっている。同時に、クルマ自体を若返りすることで、年々高齢化するユーザー層の若返りも図っている。
 

写真はスポーティグレードの「RS Advance」。新型クラウンの価格帯は、4,606,200円〜7,187,400円

先代クラウンには、スポーティな「アスリート」、コンフォートモデルでコンサバティブな「ロイヤル」、最上級グレードの「マジェスタ」の3ラインが設定されていた。
 

新型クラウンは、上記3ラインを1本化。もちろん、シンプルにトヨタ・クラウンという車名に、複数のグレードが用意されることになる。なお、大まかにいうと、旧アスリート系を受け継ぐ「RS」、それ以外のグレードという構成になり、それぞれにベーシックな仕様、高級仕様が設定される。
 

3年間無料のコネクティッドサービスを用意

インパネは、2つのディスプレイを配し、視認性と操作性を両立。先代よりもダッシュボードの高さを抑え、前方視界も改善している

機能面では、車載通信機の「DCM」を全車に標準搭載し、「T-Connect」サービスが3年間無料で提供されるのが特徴だ(4年目以降は年間1万6000円/税別)。
 

提供されるサービスは、「ヘルプネット」や「eケア」といった安全・安心をサポートするサービスに加え、365日24時間対応するコンシェルジュサービスの「オペレーターサービス」などを用意。
 

さらに、スマホアプリの「LINE」から目的地登録できる「LINEマイカーアカウント」、安全とエコな運転度合いをスマホで確認できる「MyTOYOTA for T-Connect ドライブ診断」といった新サービスを開始。また、安全運転の度合いにより、任意保険料の割引に連動するサービスも利用できる。
 

目標は「世界基準をすべて超える」

プラットフォームは最新の「TNGA」を使い、「世界基準をすべて超える」というチーフエンジニアの思想が盛り込まれている。世界一過酷と言われる、ドイツのニュルブルクリンクサーキットで走りを確認し、ドライバーの目線がぶれない「フラットライド」と、FRらしい高いフットワークを実現している。
 

発売前にクローズコースで新旧モデルを乗り比べる機会を得たが、新型は多様なコーナーで高い安定感があるのが印象的だった。
 

最新世代の安全装備を標準搭載

フォールド性を高めたリヤシートの座り心地も印象的で、山道で飛ばしても身体をしっかり支えてくれるのが印象的だ

パワートレーンは、2.0L直噴ガソリンターボ(8AT)、2.5L+モーターのハイブリッド、3.5L+モーターのハイブリッドが用意される。3.5Lハイブリッドには、10段変速制御のトランスミッションが搭載され、スムーズかつダイレクト感のある走りが可能になっている。
 

もちろん、安全面も最新装備が用意される。最新世代の「トヨタ・セーフティ・センス」には、昼夜の歩行者検知、昼間の自転車検知などを含む衝突被害軽減ブレーキ、全車速追従機能付レーダークルーズコントロール、車線維持機能のレーンキープアシストなどが含まれている。

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