各地区で熱戦が繰り広げられている全日本大学駅伝の選考会ですが、明日6月30日には注目の関東地区選考会が行われます。関東地区選考会には全20校が参加し、11月に行われる全日本大学駅伝への出場枠「8」を争います。
 

なぜ関東地区選考会が注目なのか?

関東地区選考会は陸上ファンとって注目すべき試合のひとつ。関東地区選考会の結果から秋に開催される「箱根駅伝予選会」の結果を占うファンもいるほどです。というのも、両予選に出場する大学が、おおむね同じような大学であり、現状の戦力を比較する絶好の機会だからです。
 

もちろん、全日本大学駅伝に出場するための「関東地区選考会」と箱根駅伝に出場するための「箱根駅伝予選会」には異なる点もあります。それはそれぞれの選考会(予選会)に出場するための条件です。両予選に出場するための条件を比較してみましょう。


<箱根駅伝予選会>

10000m34分00秒未満の記録保持者を10名以上揃えること
※6月28日に関東学生陸上競技連盟より、条件と距離の変更の発表がありました

<全日本大学駅伝 関東地区選考会>

各大学、10000m自己記録(ただし2017年1月1日~2018年6月10日の期間に記録されたもの)「上位8名の合計タイム上位20校」が選考会に参加できる
 

つまり、箱根駅伝予選会は条件をクリアすれば出場することができ、昨年開催された予選会(第94回大会の予選会)は49校が参加しています。一方の全日本の関東地区選考会は20校のみ。同じ予選という位置付けでも、後者は「狭き門」だということがわかります。
 

厳しい条件を突破した「参加校」は?

厳しい条件を突破した20校は以下の通りです。(合計タイム上位順。カッコ内は、前年からの主な実績を記載しています)

  • 中央大学(選考会12位、予選会3位、箱根15位)
  • 明治大学(選考会7位、予選会13位、全日本15位)
  • 順天堂大学(選考会8位、全日本12位、箱根11位)
  • 創価大学(選考会11位、予選会12位)
  • 帝京大学(選考会6位、全日本8位、箱根9位)
  • 拓殖大学(選考会15位、予選会5位、箱根8位)
  • 日本体育大学(選考会10位、箱根4位)
  • 城西大学(選考会9位、予選会8位、全日本13位、箱根7位)
  • 國學院大學(選考会3位、予選会6位、全日本11位、箱根14位)
  • 山梨学院大学(予選会4位、全日本9位、箱根18位)
  • 法政大学(選考会5位、全日本10位、箱根6位)
  • 国士館大学(選考会13位、予選会7位、箱根19位)
  • 日本大学(選考会16位、予選会11位)
  • 大東文化大学(選考会4位、予選会2位、全日本14位、箱根16位)
  • 東京農業大学(予選会16位)
  • 専修大学(選考会17位、予選会14位)
  • 東京国際大学(選考会14位、予選会10位、箱根17位)
  • 筑波大学(選考会18位、予選会19位)
  • 亜細亜大学(選考会20位、予選会20位)
  • 上武大学(選考会19位、予選会9位、箱根20位)

 

日本体育大学、法政大学、城西大学、拓殖大学、帝京大学は箱根駅伝でシードを獲得しているチームです。全日本大学駅伝はもちろん、箱根駅伝出場を目指す大学にとっては「シード校」をターゲットにすると同時に、「実力の差」を図ってくると考えられます。
 

注目の選手たち

今回の関東地区選考会には6月22日~24日に行われた日本陸上競技選手権に出場した大学生ランナーも出場する可能性があります。塩尻和也選手(順天堂大学4年・3000mSC優勝)、阿部弘輝選手(明治大学3年・5000m5位)、舟津彰馬選手(中央大学3年・1500m8位)が該当します。
 

上記3選手はチームエントリー13名に入っており、選考会を走るかどうかは、30日12時の最終エントリーで決定します。もし走るのであれば、2週続けての試合となり、疲労や調子の維持が気になるところですが、日本最高峰の舞台で活躍した選手たちの走りにも注目が集まります。
 

10000mの資格記録から見ても、出場20校の力は拮抗しており、当日のコンディション、レース展開などによって、どこが突破しても驚きはないと言っても過言ではありません。