アウトドアスポーツやレジャー、アクティビティの人気が高まっている。バーべキューやハイキングなど手軽なものは誰でもすぐに取り掛かれそうだが、初めて行うには少しハードルが高い種目もある。そのひとつが釣り。そこで簡単に始められ、家族連れでも楽しめる釣りを紹介しよう。
 

サビキ釣りが最も簡単で釣果も期待大!

サビキ釣り
サビキ仕掛けと餌入れのカゴ。写真の仕掛けはダイソー製。100円でも釣果は抜群。

海釣りでビギナー向けの釣りと言えば、サビキ釣り。サビキとは擬餌バリのことで、ひとつの仕掛けに6本ほどのハリがついている。この仕掛けの下に撒き餌を入れるカゴをつければ、セットは完了。

サビキ釣り
サビキ仕掛けのパッケージに書かれた仕掛けの図。

初めて釣りをする人でもサビキ釣りが楽しめるのは、波止場から仕掛けを垂らすだけで簡単に釣果を上げられるからだ。サビキ釣りで釣れる魚種は、アジ、サバ、イワシ、グレなど多彩。釣り場によって様々な魚を釣ることができるのもこの釣りの楽しいところ。

サビキ釣り
波止場や釣り公園など足場がしっかりした場所から釣れるので安心。それでもライフジャケットの着用は忘れないように。

サビキ釣りは、仕掛けを釣り竿につけ、海中に入れるだけで釣れるので、波止場や海釣り公園などで楽しめる。足場やトイレなどが整備されていて場所によっては柵が施されている釣り場もあり、小さい子ども連れでも安心だ。ただ、どんな場所でもライフジャケットの着用はしたい。
 

釣りの道具は、ビギナー向けのサビキセットといった竿から仕掛けまで一式揃ったオールインワンセットが釣り具店で売られているので、これらを求めて始めるのが手っ取り早くおすすめ。
 

サビキ釣りのコツは、狙う魚の大きさに合わせてサビキのハリのサイズを変えるのが鉄則。小さい魚しか泳いでいないところに大きなサイズのハリを入れても、魚の口に合わないから釣果にはつながらない。事前に釣り場近くの釣具店で釣果状況を聞いてハリのサイズも決めるとよい。釣具店は釣り方や釣り場について教えてくれるので、出かける前には立ち寄って情報収集しておこう。

サビキ釣り
サビキ釣りはどんな魚がかかるかわからないところも醍醐味。

また海の中の魚は魚種ごとに泳いでいる層が違う。例えば、イワシが海面近くの表層にいるときに、アジは深いところに泳いでいるというように。この魚のいる層は「タナ」と呼ばれ、「いまは深いタナでアジが釣れる」というように、どの程度の深さに仕掛けを落とせば釣りやすいかという目安にする。
 

釣り場で釣果を上げている釣り人がいれば、「どのタナで釣れてますか?」と尋ねて、魚のいどころを探っておくと釣果を上げるヒントになる。また、単に仕掛けを落として魚がかかるのを待っているのではなく、たまに竿を上下に振り誘いを入れるのも効果的。この上下に動かす誘いをシャクリとも言う。
 

釣った後は調理をすると格別な味を楽しめる

サビキ釣り
サビキ釣りで釣ったイワシの素揚げ。自分で釣った魚の味は格別。

サビキで釣れる魚の多くは食べることができる魚種。釣れた魚は、クーラーボックスなどで保管して持ち帰り、調理してみよう。素揚げ、天ぷら、塩焼きなど簡単な調理方法でもおいしくいただける。
 

自分が釣った魚は、不思議なもので買ってきたものよりも格段においしく感じる。それは、きっと自分が釣り上げたというプロセスがあるからではないだろうか。一度この味を知ってしまうと釣りがさらに楽しくなること間違いなし。