イチゴづくしのテーマパークが横浜火力発電所内にオープン
横浜市鶴見区にある横浜火力発電所内に、2018年4月29日(日・祝)、イチゴをテーマにした新施設「TOKYO STRAWBERRY PARK(東京ストロベリーパーク)」が開園する。1年中イチゴ狩りが楽しめる「ストロベリーファーム」を中心に、イチゴとチョコレートを使ったお菓子の製造・販売が行われる「ICHIGO LAB.(イチゴラボ)」、イチゴメニューも食べられるビュッフェレストラン「PARK SIDE KITCHEN(パークサイドキッチン)」、イチゴを使った料理教室が開かれるクッキングスタジオ「STUDiO SWiTCH(スタジオ スイッチ)」など、イチゴづくしの施設となっている。
運営するのは、東京電力ホールディングス傘下の火力発電事業会社「東京電力フュエル&パワー」。東日本大震災以降、閉鎖となっていた野球グラウンドの敷地を活用し、生産面積約3千平方メートルのハウス栽培施設を建設。閉館していた火力PR施設「トゥイニー・ヨコハマ」の建物を活用し、レストランやキッチンスタジオ、ショップに改装した。イチゴをイメージした、かわいらしいピンク色の空間が広がる。
1年中、イチゴ狩りが楽しめる「ストロベリーファーム」
「ストロベリーファーム」は、オール電化で湿温度をコントロールし、土を使わない高設水耕栽培を採用。床がコンクリートになっているので、泥で汚れることもない。「とちおとめ」「あきひめ」「よつぼし」「UCアルビオン」の4品種のイチゴを栽培し、通年収穫できるという。
イチゴ狩りは完全予約制で、30分間食べ放題と持ち帰り(約300グラム)の2コースが設定されている。1日3~4回、計70名程度受け付ける。
<料金>
30分間食べ放題(1月~6月)大人2000円、小学生以下1500円、3歳以下無料
30分間食べ放題(7月~12月)大人2980円、小学生以下2480円、3歳以下無料
持ち帰り(1月~6月)800円、(7月~12月)1400円
イタリアンやイチゴスイーツをビュッフェスタイルで
ビュッフェレストラン「パークサイドキッチン」では、旬の野菜や食材を使った、前菜やピザ、パスタなどのイタリアンを堪能できる。2色(レッドチョコとブラックチョコ)のチョコレートファウンテンとイチゴを使った豊富なスイーツメニューもずらりと並ぶ。事前予約制となっているが、席に空きがあれば予約なしでも入店可能となっている。
<料金>
WEEK DAY ビュッフェ(平日11:00〜14:30入店まで)大人2100円、小学生以下1100円、3歳以下無料
HOLIDAY ビュッフェ(土日・祝日 10:00〜16:30入店まで)大人2500円、小学生以下1300円、3歳以下無料
※いずれも90分制、税込、ドリンクバー付き
イチゴを使った料理教室やかわいいイチゴ雑貨&スイーツも
「スタジオ スイッチ」は、パティシエになりきって、お菓子づくりを体験できるキッチンスタジオで、毎週土曜日はイチゴジャム、毎週日曜日はイチゴチョコクッキーの教室が開催される。予約受付は5月7日から、実施は5月19日から。いずれも3歳以上が対象で、所要時間は105分~130分、料金は1980円(1名)。
「イチゴラボ」とイチゴをテーマにしたPOP UPショップ「Berry good shop(ベリーグッドショップ)」は、予約なしで利用可。
「イチゴラボ」では、「イチゴに秘められた魅力と美味しさを日夜、研究するラボ(=研究所)」をテーマに、研究員(=スタッフ)がイチゴとチョコレートのスイーツを製作している。オリジナルのスイーツをお土産として購入したり、イチゴスイーツをその場で楽しんだりできる。
同施設担当者は「イチゴは日本人が好きな果樹の第1位。しかし、夏秋イチゴは関東圏での収穫が少なく、輸入に頼っています。エネルギーを作る当社だからこそ、できることがあるのではとの考えから、新規事業として、1年を通してイチゴの栽培に挑戦することといたしました。初年度の生産目標を年間10トンとし、5年後には倍の20トンの収穫を目指します。季節を問わず、みずみずしいイチゴを楽しんでいただければ」と話す。
■TOKYO STRAWBERRY PARK(東京ストロベリーパーク)
場所:横浜市鶴見区大黒町11-1
営業時間:11:00~16:00(土日・祝日は10:00~18:00)
入場:無料 ※イチゴ狩り、飲食等は有料、要事前予約
アクセス:JR鶴見駅から横浜市営バスで約15分、「横浜火力発電所前」下車
※無料駐車場あり
問い合わせ:045-394-5555(平日9:00~17:00)
URL:https://tokyo-strawberry-park.jp/