テレビドラマやファッション誌の撮影地も泊まれる
旅行でせっかく過ごすなら、映画の1シーンのような宿に泊まってみたい。誰もが一度は思うそんな“夢”が叶う宿泊先を世界最大の民泊プラットフォーム「Airbnb」がこのほど、世界中からピックアップして発表した。
あの有名な映画の世界を再現、大物建築家が設計、人気テレビドラマや大手ファッション雑誌の撮影地、お姫様気分が味わえるなど、空き部屋の有効活用といった従来の民泊にとどまらないニーズの広がりも垣間見られる。
ルーク・スカイウォーカーの家、ホビットの世界も再現
まず紹介するのは、昨年シリーズ8作目が公開された『スター・ウォーズ』のような世界が体験できる宿泊先。アメリカ・カリフォルニア州ジョシュアツリーにある「Bonita Domes – West Pod (ボニータ・ドーム-ウェスト・ポッド)だ。
ドーム型の施設がまるで、あのルーク・スカイウォーカーが、若き日に住んでいた砂漠の惑星タトゥーインの家のよう。周辺の自然と一体化したワンルームの隠れ家で、キャンプ気分も味わえるという。
同じアメリカのワシントン州オロンドにある「Underground Hygge(アンダーグラウンド・ヒュッゲ)」は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』に登場したホビットたちの住居そのもの。お馴染みのあの丸いドア、室内の調度品などもホビットがまるで住んでいるかのような雰囲気で、外の景色もホビット村によく似ている。映画はもちろんトールキンの小説が好きなファンもぜひ訪れてみたいはずだ。
ディズニー映画のプリンセスになれる! 美しい宿の数々
ディズニーアニメの名作『リトルマーメイド』で、海底の世界に憧れる人もいるだろう。メキシコのムヘーレス島にある「The World Famous Seashell House(貝殻の家)」は、青い空に白亜の外壁など、その世界がまるでそのまま再現されたかのような部屋となっている。
しかも、1940年代に建築家エドゥアルド・オカンポ氏が兄弟のために設計したとされ、主人公アリエルの気分で海底世界にいるかのようにのんびり過ごすことができて楽しそうだ。
ヨーロッパでは、イギリス・スコットランドのネス湖にある「St. Benedict’s Abbey(ベネディクト修道院)」で、ディズニーの人気映画に登場するプリンセスの気分が味わえる。由緒ある修道院で建造物としても素晴らしく、落ち着いた雰囲気の庭園やネス湖の景観も堪能できるとのこと。
さらに、アメリカ・カリフォルニア州のトパンガキャニオンにあるトロピカル調の「Pirates of the Caribbean Getaway(パイレーツ・オブ・カリビアンのゲートウェイ)では、その名の通り、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の気分になることができる。敷地内に滝や池もあり、南国ムードも満喫できるという。
アメリカ・ロサンゼルスと日本でも映画ロケ地を民泊で体験
実際にロケ地として使われた場所もある。アメリカ・ロサンゼルスにある「”Entourage” Honeymoon Spa Retreat(ハネムーン・スパ・リトリート “アントラージュ”)」は、人気ドラマ『アントラージュ☆オレたちのハリウッド』をはじめ、『VOGUE』『ELLE』といった雑誌の撮影が行われたことも。1927年に建てられた地中海風のゴージャスな建物で、2m以上ある大きなプールがあるほか、ロサンゼルス中心部のスカイラインや夜景なども望むことができる。
さらに、神奈川県逗子市の「Zushi beach Japanese classic(逗子海岸 古民家)」は、映画『向こうの家』のロケ地。明治から大正にかけての風情が感じられるほか、葉山も徒歩圏内で海と山の両方のロケーションが楽しめる。
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Airbnb 公式サイト