イスタンブールの黒海側に開港、日本路線も新空港に発着へ

イスタンブールの黒海側に建設が進む新空港。2018年10月29日開港予定 / 画像提供:Istanbul New Airport

トルコの首都イスタンブールに2018年10月末、新たな国際空港が開港する。オープン後1年目の年間利用者数を9,000万人と見込み、最終完成時には年間2億人に達するという。

この新空港の開港予定日は、2018年10月29日。開港に伴い、イスタンブールのヨーロッパ側に現在あるイスタンブール・アタチュルク国際空港は全面閉鎖となる。ターキッシュエアラインズの成田-イスタンブール線も、開港後は新空港での発着に変更。なお、イスタンブールのアジア側にあるもう1つの空港、トルコ国内線や短距離国際線などが主に発着するサビハ・ギョクチェン国際空港は存続する。
 

年間利用者数2億人規模、ターミナルはモスクの天井をイメージ

ターミナルの天井はイスタンブールの著名なモスクをイメージ / 画像提供:Istanbul New Airport

新たな空港は現在、イスタンブールの黒海側に建設中。ターキッシュエアラインズによると、2018年3月現在で施設の約85%が完成したという。


新空港は、世界最大の発着数を誇るアメリカのアトランタ国際空港と同じ6本の滑走路を最終完成時には運用する。空港の総面積は7650万平方メートルで、免税エリアやレストランなども充実し、世界的に評価が高いラウンジも、現空港の5900平方メートルからさらに4倍近い広さとなる。空港ホテル(客室数460)も新設される。

新空港はあらゆる面において世界最大規模。ユーザーにとっても利便性が高い設備となる / 画像提供:Istanbul New Airport

また、パスポートチェックのポイントを228ヵ所設置。搭乗口は、国際線では4つのピアで96のブリッジゲートと16のバスゲート、国内線も1ピアで18のブリッジゲートと13のバスゲートを設ける。


ターミナル内のデザインは、シンプルさやフレキシブルさ、ユーザーの利便性や快適さなどを重視しているといい、イスタンブールで人気観光スポットのモスクなどをイメージしたアーチ状の天井が特徴的。管制塔は、トルコの国花であるチューリップをモチーフにしたデザインとなっている。
 

トルコへの訪問はもちろんヨーロッパやアフリカ方面への乗り継ぎも考慮し、ターミナル内で快適に過ごせる設備も充実する / 画像提供:Istanbul New Airport

新空港までのアクセスは、イスタンブールの中心部から地下鉄の延伸工事が進められており、完成すると平均25分で結ばれる。また、新たな高速道路や道路、トンネル、高速鉄道を建設するプロジェクトも進行中とのこと。


イスタンブールはヨーロッパやアフリカ方面などへの乗り継ぎに便利な空港として、日本人の利用者も多い。新空港ではその乗り継ぎの利便性はもちろん、世界で最も豪華と言われるターキッシュエアラインズのラウンジの広さが4倍になるなど、ターミナルも話題となりそうだ。
 

ターキッシュエアラインズ、羽田就航の姿勢を改めて強調

ターキッシュエアラインズの日本市場における展開などを紹介するトゥンジャイ・エミンオール副社長 / 筆者撮影


日本からイスタンブールへの唯一の直行便を運航するターキッシュエアラインズは、成田-イスタンブール線を毎日運航する。ターキッシュエアラインズによると現在、約90%のロードファクター(有償座席利用率)で推移しているといい、2018年5月7日から(日程変更の可能性あり)これまでのエアバス330-300型機からボーイング777-300ER型機に、使用機材を大型化する。


ターキッシュエアラインズでは、以前から羽田空港への新規就航にも意欲を見せており、2018年3月19日に開催されたメディアラウンドテーブルでもその姿勢を改めて強調。加えて、成田路線の維持、さらに現在運休中である大阪路線の復活についてなど、日本市場に今後も力を入れて行くことなどを表明した。
 


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