360度ぐるりと座席が「横浜ブルー」になった横浜スタジアム
横浜スタジアムと横浜DeNAベイスターズは、観客席がすべて「横浜ブルー」に統一された本拠地を2018年3月1日、報道陣に公開した。内野席の一部と外野レフト側スタンドの8402席のオレンジの座席をすべて青に交換し、3年がかりで進めてきた座席の色の統一が完了した。
球団と横浜スタジアムの岡村信悟社長は「横浜スタジアムに入ると、360度“横浜ブルー”の風景に一変したことで、ファンの皆様に応援いただく原動力になると思います。(ファンと選手が)一体となってつながって、DeNAを勝たせる雰囲気を作っていただければ」と期待を込める。
安全性を重視し、内野席最前列に防球ネットを設置
合わせて、横浜スタジアムは2020年の東京五輪・パラ五輪の野球・ソフトボールの主会場に選定されており、今後、年齢、性別、国籍等、多種多様な方が訪れることが予想されることから、安全面を考慮し、内野席最前列にグランドから約5mの高さの防球ネットが設置された。岡村社長は「近年は女性やお子さん、初めて野球観戦する方の来場者が増加し、安全・安心を重視しました。いろいろな声が出ていることは承知しておりますが、できる限り、見づらくならないよう考慮しましたので、ご理解いただきたい」と説明した。
ダグアウトの拡張や人工芝の張り替えも
また、選手会の要望でダグアウト(選手ベンチ)も拡張。床面が2m拡張し、面積は約1.6倍(33平方メートル⇒55平方メートル)となった。選手会長の三上朋也選手は「ダグアウトが広くなることにより、リラックス効果が得られること、また以前よりもグラウンドにせり出した作りになり、選手全員が試合に集中して臨むことができると思います。今まで以上にアグレッシブなプレイをファンの皆さまに見ていただき、喜んでいただければうれしい」とコメントした。
7年ぶりに人工芝の張り替えも行われた。前回の人工芝と比べて、復元力が約12%増加。厚さは100ミクロン⇒130ミクロンとし、さらに耐久性が向上する。素材に良質のポリエステルを使用し、厚みも増したことで、これまで以上のしなやかさが実現した。「昨夜の豪雨が感じられないほど、水はけが良いです。よりふかふかになり、選手はもちろん、横浜スタジアムを利用される皆様にとって、すばらしい環境が整ったと思います」(岡村社長)
3月20日(火)の阪神タイガースとのオープン戦で、全面「横浜ブルー」になった横浜スタジアムがファンに初披露されることとなる。
URL:横浜DeNAベイスターズ https://www.baystars.co.jp/
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