プレーオフで柏が勝利。最大数の4チームが出場へ

トロフィー
ACLの組み合わせ抽選会。優勝トロフィーはどのクラブが手にするのだろうか(写真:新華社/アフロ)

  

アジア各国のリーグ、カップ戦の王者が集うアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は、国によって出場クラブ数が異なる。日本は最大数の「4」を確保しており、前年のJ1リーグ上位3チームと天皇杯優勝チームが出場する。
 

柏レイソルは昨年のJ1リーグで4位だったが、3位のセレッソ大阪が天皇杯で優勝したため、繰り上げで4つ目の枠を与えられ、プレーオフから本戦を目ざすことになった。タイのムアントン・ユナイテッドとのプレーオフで柏が勝利したことにより、J1王者の川崎フロンターレ、同2位の鹿島アントラーズ、セレッソを加えた4チームが、今シーズンのACLに挑むこととなった。
 

Jリーガーが立つことのできる国際舞台は、基本的に日本代表の活動に限られる。それだけに、アジア各国のトップクラブと真剣勝負を繰り広げるACLは、出場チームと個々の選手のレベルアップにつながる重要な大会と位置づけられる。
 

とりわけ今年は、6月にロシアW杯が控えている。国内でプレーする選手にとっては、日本代表入りを引き寄せるためのアピールの機会にもなる。プレーオフに勝利した柏では、伊東純也が目に見える結果を残した。昨年12月のE-1選手権で日本代表デビューを飾ったこの高速ドリブラーは、チームの3得点すべてに絡む活躍を見せたのだった。
 

ACLと代表の関連性

対アジアの視点に立つと、ACLの意味はクラブに留まらない。
 

近年のアジアサッカー界は、全体の底上げが著しい。これまでアウトサイダーと見なされてきたタイやベトナムといった東南アジアの国々が、17歳以下や20歳以下のカテゴリーで結果を出すようになってきた。また、国際大会ではベスト4やベスト8が定番だった中央アジアのウズベキスタンも、いよいよ侮れない存在となっている。
 

1月27日に閉幕したU-23(23歳以下)のアジア選手権では、準々決勝で日本を4-0で下したウズベキスタンが初優勝を飾った。そのウズベキスタンと決勝で激突したのはベトナムである。同選手権ではマレーシアも、過去最高のベスト8まで勝ち上がっていた。
 

「日本は強い」との印象を与えるために

そこでACLである。アジア各国との戦いでJリーグ勢が力を見せつければ、「やはり日本は強い」との印象を広く植えつけることができる。逆に4クラブが揃って早期敗退となれば、「クラブで勝てるのだから、代表でも付け入るスキはあるはずだ」との思いを、アジア各国に抱かせてしまう。
 

昨年のACLでは、浦和レッズが日本勢で9年ぶりとなる優勝を成し遂げた。アジアの頂点に立った彼らは、同年12月開催のクラブW杯にも出場した。
 

残念ながら準々決勝で開催国UAEのクラブに敗れ、欧州代表レアル・マドリード(スペイン)との対決は実現しなかった。しかし、それもまた価値ある体験である。
 

18年シーズンのACLは、2月13日に開幕する。W杯の代表入りへ向けた選手たちのアピールと、日本のプレゼンスを示すための各チームの戦いに、ぜひとも注目してもらいたい。