“日本一早い梅“と“日本一遅い紅葉”が楽しめることをウリにしている「熱海梅園」で開催されている「熱海梅園もみじまつり」は、今週末、12月3日(日)が最終日だ。
もみじまつり開催中、園内では無料で楽しめる足湯やライトアップ、休日にはジャズの演奏等が行われている。12月1日、紅葉の様子を取材してきた。
紅葉は盛りをやや過ぎた感じか
「熱海梅園」へは、JR伊東線の来宮駅から徒歩10分ほど。入口ゲートの向こうに、鮮やかに色づいた木々が見える。梅園といっても、滝が落ち、渓流が流れるなど、まるで山奥にでも遊びに来たような雰囲気だ。
380本ほどあるという楓(カエデ)類は、ちょうど見頃を迎えている木と、やや見頃を過ぎた木があった。年によっては、11月には早咲きの梅が咲き始め、紅葉と梅が同時に楽しめるというが、今年は、梅の開花は少し先のようで、蕾を固く閉ざしていた。
順路に従い、園内を一周するのに、歩くだけなら30分ほど。途中、滝の裏側を通る通路では、流れ落ちる滝の水越しに紅葉を眺めるという、珍しい体験ができた。
また、園内奥の「韓国庭園」付近に設置された足湯では、足をポカポカ温めながら、紅葉を楽しめた。
足湯は、「もみじまつり」と「梅まつり」の期間限定で、料金は無料。10:00~16:00まで営業している。
ライトアップは16:30に開始。いくら温暖な気候の熱海とはいえ、夕暮れ後は、かなり冷え込むので、防寒対策は必要だ。
なお、「もみじまつり」終了後、12月4日以降も、梅園への入場は可能。最盛期は過ぎたとはいえ、もう少しの間は、紅葉を見られそうだ。
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■熱海梅園
住所:静岡県熱海市梅園町8-11
アクセス:JR伊東線「来宮」駅徒歩約10分、またはJR熱海駅から「相の原団地」行きバスで「梅園」下車徒歩1分