LAオートショーで「Future Toyota Adventure Concept」を披露

12月1日から一般公開されている「ロサンゼルスオートショー2017」において、トヨタから小型SUVコンセプトの「Future Toyota Adventure Concept(FT-AC)」が披露された。
 

FT-AC
ワイドなフロントグリル、側面まで回り込んだLEDヘッドライトが特徴で、ロングホイールベース、ワイドフェンダーに収まる20インチホイールなども目を引く


同モデルは、次期型RAV4の噂や次期ランドクルーザーを示唆するモデルか? などの憶測も呼んでいた。「FT-AC」は、ロサンゼルスオートショーに先駆けて、1枚のティーザー写真が先行公開されていたが、その全容は思ったよりも「クロカン(オフロード)」系寄りだ。
 

最近のSUVは、クロスオーバーSUVとも呼ばれるオンロード寄りが主流で、オフロード系よりも多くなっている。街乗りとしてSUVが定着し、さらに電子制御やトランクションコントロールの進化により、オンロード重視のSUVでも高いオフロード性能を備えたモデルが多くなっているのも一因といえるだろう。
 

一方で、トヨタでいえば、ランドクルーザーに代表されるようにオフロード性能を重視したSUVも根強いニーズに応えるべく品揃えしている。
 

本格アウトドアに対応するコンパクトSUV

トヨタによると「FT-AC」は、山岳地帯でのキャンプや川下り、マウンテンバイク走行など、本格アウトドア活動を楽しむユーザーをターゲットに、アクティブな休日の過ごし方を提案するデザインコンセプトとして企画されたという。つまり、デザインの方向性を示すデザインスタディだ。
 

ルーフラック
ルーフラックには、モバイル端末で調光可能なLEDライトを装着


さらに、先述したランドクルーザーなど同社SUVの伝統を踏襲したという、力強く大胆なデザインとSUVならではの悪路走破性が表現されている。
 

ほかにも、取り外し可能なフォグランプやサイドミラー付属のカメラのほか、撮影映像をクラウドにアップロードする車載Wi-Fiなども提案されている。
 

ガソリンエンジン、次世代ハイブリッド、4WDを設定

ラック
マウンテンバイク搭載用に、格納可能なラックをリヤに装備。フォグランプは取り外し可能とし、懐中電灯やマウンテンバイク用ライトとしても使えるという


コンセプトカーであるため、エンジンなどのパワートレーンはあくまで「想定」としながらも、ガソリンエンジンを搭載。駆動方式は左右後輪にトルクを適切に配分するトルクベクトル式4WDシステムを設定し、最適なトラクションコントロールにより、路面状況に応じたセッティング切替機能やデファレンシャルロック機能も搭載されるという。
 

さらに、低燃費と4WDシステムの走破性を両立した次世代ハイブリッドパワートレーンの搭載も想定しているそうだ。
 

デザインスタディの「FT-AC」がどういった小型SUVとして具現化されるかは分からない。しかし、オンロード重視の街乗りコンパクトSUVが多い中、新風を巻き起こすようなSUVが登場するかもしれない。