熱海市の「植物研究園」(所在地:熱海市相の原町)で、11月23日~29日まで限定で、庭園の一般公開が行われており、紅葉が見頃を迎えている。
同園は、新技術開発財団が管理しており、花と新緑の時期(4月)と紅葉の時期(11月)のみ一般に開放している。
普段は非公開の庭園で、プレミアムな紅葉を
「植物研究園」は、リコー三愛グループの創始者、故・市村清氏の別荘跡地。熱海市の山麓の谷間につくられた庭園をベースにしており、園内には渓流が流れ、多くの樹木や草花など、豊かな植物生態系を構成している。普段は、大学や企業等の研究のために使われているが、春・秋の年2回のみ、一般に開放する。
庭園の広さは、12,270平方メートル。せせらぎの音に耳を傾けたりしながら、順路にしたがって一周するのに、所要時間はおよそ30分ほど。まだ、広く一般に知られていないこともあり、来訪者はそれほど多くなく、まさに穴場の紅葉スポットという印象だ。
なお、「植物研究園」には、駐車スペースが5台分しかなく、空きがない場合は、やや離れた「熱海梅園」の駐車場を利用することになる。バスは、JR伊東線来宮駅前より、日中は一時間に2本程運行されている。
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■植物研究園
所在地:静岡県熱海市相の原町11-8
アクセス:JR伊東線来宮駅前より「相の原団地」行きバス「上相の原」バス停下車すぐ
ホームページ:新技術開発財団
箱根へも足を伸ばして
もし、自動車で訪問したなら、このまま箱根を訪れてみるのもおすすめだ。熱海街道を走り、十国峠を越えれば、箱根の芦ノ湖畔までは30分ほど。
11月24日の訪問時点で、箱根の紅葉のピークは、強羅や宮ノ下など、やや標高の低いエリアに移りつつあったが、芦ノ湖畔でも、まだ十分に紅葉を楽しむことができた。