スカイアクティブと鼓動デザインが次世代へ

フォード傘下から離れたマツダは、経営危機を乗り越えて現在に至っているのだが、生き残りに大きな貢献を果たしたのが、「SKYACTIV(スカイアクティブ)」と呼ばれるエンジンからプラットフォーム、シャーシまで新たなもの作りに着手したことと、「鼓動デザイン」というコンセプトを掲げてデザインを一新してきたことにある。今回の東京モーターショーでは、「次のマツダ」が提案されるというから注目だ。
 

次期アクセラを示唆するコンセプトカー

次期アクセラ
次期アクセラと思われる次世代商品コンセプトモデル

世界初公開される次世代商品のコンセプトモデルは、同社の次世代技術と次世代デザインを融合したコンパクトハッチバックで、次期アクセラと見られる。
 

SKYACTIV-X
「SKYACTIV-X」を初めて搭載するのは次期アクセラか!?

同コンセプトカーには、すでに発表されているガソリンエンジンで圧縮着火を制御する技術の実用化に世界で初めてめどをつけた「SKYACTIV-X(スカイアクティブ エックス)」、人間中心の思想を突き詰めたという次世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」が採用されているのがトピックスだ。
 

デザインビジョンモデル
4ドアスポーツのスポーティなフォルムが目を惹く次世代デザインビジョンモデル。噂ではロータリーエンジン搭載車の出展車もあったが、どうなるかは本番までのお楽しみのようだ

一方の次世代「デザインビジョンモデル」は、2012年の初代CX-5以来の「魂動デザイン」をさらに深化。次世代デザインの考え方を具現化したといういわゆるスタディモデル。
 

ほかにも、すでに発表済みで、2017年12月に日本で発売予定の新型3列シートクロスオーバーSUVのCX-8も公開される。
 

得意のガソリン、ディーゼルにハイブリッドを組み合わせる!?

マツダは、EVではトヨタとデンソーと新会社を設立して、手持ちの技術を持ち寄るとともに、自前の技術をさらに磨く方針。「EVシフト」の予測は調査機関により異なるものの、中国や欧州、米国の一部をのぞき、2030年くらいまでは主役はピュアEVではなく、内燃機関にモーターなどを組み合わせたハイブリッド(フル/マイルドハイブリッド)、プラグインハイブリッドのPHEVが主役になるはず。
 

マツダは、フルハイブリッドはトヨタから供給を受け、自前の高効率なガソリン、ディーゼルエンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドを展開する戦略を主軸に据えるのではないだろうか。