8月24日発表の日本代表メンバーはどうなる?

欧州サッカーの新シーズンが、本格的にスタートした。8月第3週にスペイン、ドイツ、イタリアのリーグが相次いで開幕し、日本人選手の多くがピッチに立った。
 

キャプテン長谷部の戦列復帰は朗報!

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日本代表のキャプテン、長谷部誠の復帰は朗報だ(写真:アフロ)

日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督を喜ばせたのは、長谷部誠の戦列復帰だろう。今年3月に右ひざを痛めたフランクフルト所属の33歳は、ドイツ・ブンデスリーガの開幕戦にフル出場した。31日にオーストラリアとのロシアW杯最終予選を控える日本代表にとって、キャプテンが戦列に戻ってきたのは何よりの朗報である。
 

今季のブンデスリーガ1部では、10人の日本人選手がプレーする。日本人選手同士の対決も開幕節から実現し、シュツットガルトの浅野拓磨(22歳)とヘルタの原口元気(26歳)が同じピッチに立った。
 

昨夏のリオ五輪後にアーセナル(イングランド)の一員となり、2部のシュツットガルトにレンタルされた浅野は、1部に昇格したチームで引き続きプレーする。スピードあふれるこのFWは開幕スタメンを勝ち取り、ブンデスリーガ1部デビューを飾った。
 

一方の原口は移籍が噂されていたが、ヘルタの一員として4シーズン目を迎えた。この日は後半76分からの出場だった。
 

大迫はケガで招集見送りか?気になる内田の去就…

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大迫勇也の負傷は日本代表にとって痛手かもしれない(写真:アフロ)

その他の日本人選手では、マインツの武藤嘉紀(25歳)がフル出場した。ケガ明けの香川真司(28歳・ドルトムント)は後半終了間際に投入され、次節以降の本格復帰に期待をつなげた。また、今夏にサガン鳥栖からフランクフルトへ移籍した鎌田大地(21歳)が、スタメンに名を連ねて後半途中までプレーした。
 

出場機会がなかったのは大迫勇也(27歳・ケルン)、酒井高徳(26歳・ハンブルク)、宇佐美貴史(25歳・アウクスブルク)、内田篤人(29歳・シャルケ)の4選手だ。大迫はケガによる欠場で、24日に発表される日本代表のメンバー入りが危うい。酒井高と宇佐美もハリルホジッチ監督の構想下にあるが、試合に出場していない状況には指揮官も頭を悩ませているだろう。
 

内田は右ひざのケガとリハビリに2年以上を費やしてきたが、いよいよピッチに立つ準備が整っている。もっとも、レギュラーを確約された立場ではないことから、シャルケを離れるとの噂が急浮上する。


果たして彼は、ブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリンへ電撃移籍した。かつてシャルケを率いたイェンス・ケラー監督のもとで再起へ踏み出す。
 

柴崎の代表招集が現実的に

柴崎岳
柴崎岳はスペイン1部のヘタフェに引き抜かれた。写真は、テネリフェ在籍時の柴崎(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)

今年1月にスペイン2部のテネリフェへ移籍した柴崎岳(25歳)は、1部のヘタフェに引き抜かれた。クラブからは背番号10を与えられ、開幕戦にもスタメンで出場している。ゲームに出ているためコンディションに不安がなく、複数のポジションに対応できることから、15年10月以来となる日本代表への招集が現実的となってきた。
 

イタリア・セリエAのインテル・ミラノでプレーする長友佑都は、11年2月から在籍する名門でシーズン開幕の声を聞いた。オフの間は移籍の噂が絶えなかったものの、左サイドバックのスタメンを勝ち取った。国際経験豊富な彼が万全のコンディションで合流すれば、ハリルホジッチ監督には頼もしいだろう。
 

攻撃に一抹の不安が…

もっとも、不安がないわけではない。

昨シーズンはベルギー・ジュピラーリーグで得点を量産し、日本代表でも決定的な働きを見せた久保裕也(23歳・ヘント)が、リーグ戦4節を終えてゴールをあげていないのだ。また、ACミランからメキシコ1部リーグのパチューカへ新天地を求めた本田圭佑(31歳)も、8月22日のリーグ戦でようやくデビューできるかどうか、といった状況にある。
 

ロシアW杯最終予選で攻撃を牽引してきた大迫の招集が絶望的で、原口、久保、香川、本田らがトップフォームに達していないとなると、攻撃に不確定要素を抱えることになる。24日のメンバー発表はもちろん、今週末の各国リーグで日本人選手の誰が、どのようなプレーをするのかにも、注目していく必要があるだろう。