台風5号が北東へ進む…事前の準備を

台風イメージ
台風イメージ

台風5号は7日午後3時半ごろ、和歌山県北部に上陸しました。この台風の影響で、大阪や山梨で1時間に100mmとなる猛烈な大雨が降るなど各地で影響が出ています。
 

7日開幕する予定だった夏の高校野球(甲子園、第99回全国高校野球選手権大会)も注視となり、8日に開幕、休養日も含めて1日繰り下げて実施されることとなっています(日程の詳細は『2017年の夏の甲子園(高校野球)、日程や組み合わせは?』の記事をご確認ください)。
 

台風5号は時速20km…長時間影響する可能性も

気象庁によると、台風5号は1時間におよそ20kmというゆっくりした速さで北東に進んでいます。8日にかけて西日本や東日本では、暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だといいます。
 

■8日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)

  • 近畿地方    28m(40m)
  • 四国、東海地方 25m(35m)
  • 中国、北陸地方 23m(35m)
  • 伊豆諸島    18m(30m)

■8日18時までの24時間に予想される雨量

  • 東海地方    350mm
  • 近畿、北陸地方 300mm
  • 関東甲信地方  250mm
  • 東北地方    180mm
  • 中国地方    100mm

■9日18時までの24時間に予想される雨量

  • 北陸地方 200から300mm
  • 東北地方 100から200mm

参照:平成29年 台風第5号に関する情報 第202号(気象庁)

動きが遅いため、長時間にわたって影響がある可能性もあり、注意が必要です。東日本にお住いの方は、今後もこまめに情報を確認し、台風に備えることをおすすめします。台風の備えについては、災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏がAll Aboutの『強風被害に備えるには?台風と竜巻の季節がやってくる』や『都市型洪水の危険に備えて』で解説をしています。
 

家の周囲やベランダ等の物を片づける

和田氏によると、竜巻や台風では、風そのものではなく、ベランダや家の周囲に置いてあった植木鉢や物干し棹など飛来物によって窓ガラスが被害を受ける可能性もあるといいます。
 

「強風被害の発生確率が高まったら、少なくとも前日には家の周囲やベランダ等の物を片づけて、室内に取り込んでおかなければなりません」
 

無用な外出は避けること

さらに、毎年多くの台風が直撃し、強風を経験する沖縄をはじめとする離島で人的被害などはほとんど発生していない要因として、和田氏は「台風が近づいたなら無用の外出を避け、早めに屋内避難をすることが習慣づけられている」ことを挙げています。強風のリスクを楽観視することなく、被害を避ける行動を心がけが重要です。
 

河川流域に住む人は事前準備を念入りに

和田氏によると、河川流域に住宅を持つ人やハザードマップで洪水被害が懸念される地域に住む人は、リスクを考えて、ライフジャケットなどの装備を持つことも検討するようにと述べています。
 

事前の準備としてすべきことは以下の通り。

  • 各自治体に置いてある洪水ハザードマップを手に入れ、自宅や勤務先の近辺の洪水害発生危険性を把握しておく
  • 洪水が発生したときの避難経路を家族で確認しておく(地域の高低差を調べる)
  • 低平地部では宅地の盛土をしておくか、2階建てなどの避難室を準備する
  • 大雨時や台風接近時には、テレビ・ラジオ・有線放送などに耳を傾け、洪水警報に関する情報に注意する
     

万が一洪水が発生したら

洪水が発生したらどのように行動すれば良いのでしょうか。和田氏は以下のようなことを上げています。

  • 危険と感じたらすぐ自主避難を
  • 避難する際には、高台の方向に(事前確認が重要)
  • 水深が腰まである場合、無理せず高い所で救助を待つ(安全に大人が避難できるのはヒザ上程度まで)
  • 家族や近所の人とはぐれないようお互いを長いロープで結んで避難する
  • 長い棒を使って、水面下の安全を確認(冠水した道路を歩行中、マンホールや溝に気が付かずに落ちて溺死するケースが)
  • 子供やお年寄り、体の不自由な人は背負う
  • 浮き輪、ライフジャケットなどを用意しておく

先の九州豪雨では避難指示のアナウンスが聞こえなかったという報道もあります。早め早めの行動と、無理のない行動をとるようにしてください。
 

【関連リンク】

強風被害に備えるには?台風と竜巻の季節がやってくる

都市型洪水の危険に備えて