リンパ節や脳にも転移していることを公表

ヒップホップグループ「ET―KING」の所属事務所は3日、リーダーのいときんさん(38)が肺腺がんと診断され、治療に専念するために年内のライブ活動を休むと発表しました。

参照:いときんさんライブ休止へ 肺腺がんの治療に専念
 

ホームページに掲載されているいときんさんのコメントによると、現在は深部静脈血栓症で入院しているといい、さらに6月に健康診断を受けた際に肺腺がんであることが発覚。7月に細胞検査などをした結果、ステージ4の進行がんであること、またリンパ節や脳にも転移していることが分かったと述べています。
 

いときんさんが公表した肺腺がんや深部静脈血栓症とはどのようなものなのでしょうか。
 

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男性の肺がん全体の40%は肺腺がん

病気

肺腺がんというと、歌舞伎俳優の中村獅童さんが健康診断で見つかり、治療を受けているというニュースや、女優の野際陽子さんが肺腺がんによって死亡したというニュースが記憶に新しいのではないのでしょうか。
 

国立がん研究センターがん情報サービスによると、肺腺がんは、肺がんのひとつで、肺の腺組織とよばれる上皮組織から発生するがん。男性の肺がん全体の40%、女性の肺がん全体の70%以上を占めているといいます。
 

同センターは肺がんのリスク要因として、喫煙習慣を一つに挙げており、医師の狭間研至氏もAll Aboutで同様に述べています。もちろんそれだけではないですが、予防をしたいと思うのであれば、タバコとの付き合い方も考えるべきかもしれません。

参照:肺がんの治療法・予防法

 

深部静脈血栓症とはなに?

深部静脈血栓症については、医師の井上義治さんがAll Aboutの『深部静脈血栓症の症状・診断・治療』で説明しています。
 

深部静脈血栓症(DVT)とは、四肢(通常はふくらはぎまたは大腿)、骨盤の深部静脈の血液が凝固し、血栓が発生した状態のことを指すのだそうです。
 

深部静脈血栓症は全く健康な人も発生する

原因としては、静脈の流れが物理的に停滞した状態、血管内皮細胞の障害、血管内皮細胞の機能不全、血液の凝固能亢進(凝固する機能が進むこと)などがあるといいます。
 

深部静脈血栓症は全く健康な人にも発生しますが、通常はいくつかのリスクのある人に発生しやすい傾向があり、悪性腫瘍の人やギプスなどによって下肢が動かない人などが発生しやすいと井上さんは説明しています。
 

深部静脈血栓症の症状と治療法は?

井上さんによると、血栓が発生した部位の腫脹、疼痛、炎症があるといいます。また四肢、骨盤に発生した血栓が上流に流れて、肺に到達すると肺塞栓症となります。

「肺塞栓症を合併した場合、呼吸困難や心拍数の増加、酸素飽和度の低下、呼吸不全が発生し、重篤な場合死亡することもあります」

深部静脈血栓症の治療法には薬物治療のほか、弾性ストッキングの着用や手術によって対応するとされます。