2017年の世界陸上の見どころや日程は?

陸上

8月4日(金/日本時間5日(土))、イギリス・ロンドンで第16回世界陸上競技選手権大会(世界陸上)が開催されます。この世界陸上の見どころや日程などを紹介します。
 

レースはテレビ放送あり!ロンドンと日本の時差は8時間

世界陸上は、1980年に行われたモスクワ五輪で西側諸国がボイコットするという事件をきっかけに新設された、世界から200以上の国と地域からトップアスリートが参加する陸上競技大会です。1983年にヘルシンキで第1回大会を開催されました。夏季五輪前年に4年ごとに開催されていましたが、1991年の東京大会以降は奇数年(夏季五輪前年と翌年の2年ごと)に開催されています。
 

2017年の陸上選手権は、メイン会場のロンドンスタジアムを中心としたロンドン市内で、8月4日(金/日本時間5日(土))に開幕し、13日(日/日本時間14日(月))までの10日間に、205の国と地域が出場、47種目を実施する予定です。
 

日本ではTBS系列が放送することになっています。なお、ロンドンと日本の時差は、日本が8時間進んでいるという計算です。ロンドン時間の夜に実施される競技については、日本時間では未明に開催されるということになるので、リアルタイムで結果が気になる方は寝不足になってしまう可能性があります。
 

All About編集部が選んだ2017年の世界陸上の見どころと、注目選手が出場するスケジュールは以下の通りです。
 

見どころ① 「世界最速」ボルトのラストラン

ボルト
ウサイン・ボルト選手(Shutterstock.com)

「世界最速」と呼ばれる男子100mと200mの世界記録保持者、ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)のラストランに注目が集まります。慢性的な背中の悩みがあるとして世界陸上後に引退する見通しです。
 

ちなみに、引退後はサッカー選手への転向が噂されており、サッカーのドイツリーグ、香川真司選手も所属しているドルトムントの入団テストを受けたとの情報や他のサッカークラブからオファーが届いているという情報もあり、引退後の進路も目が離せません。なお、ボルトはサッカーではプレミアリーグ(イギリス)のマンチェスター・Uのファンであることを公言しています。
 

そんなボルト選手は今回の世界陸上では100mと4×100mリレーに出場予定です。
 

<日程>

■男子100m

  • 予選:8月4日20:20(日本時間5日4:20)
  • 準決勝:8月5日19:05(日本時間6日3:05)
  • 決勝:8月5日21:45(日本時間6日5:45)

■男子4×100mリレー

  • 予選:8月12日10:55(日本時間12日18:55)
  • 決勝:8月12日21:50(日本時間13日5:50)

 

見どころ② 最速の市民ランナーが日本代表から撤退

川内優輝
川内優輝選手(Shutterstock.com)

日本の選手の中にも、世界陸上を機に日本代表から退くことを表明している選手がいます。それは最速の市民ランナーと言われるマラソンの川内優輝選手(埼玉県庁)で今回が3度目の出場となりますが、東京五輪は目指さないとしています。川内選手は日本選手団男子の主将を務め、メダル獲得を狙います。
 

なお、かつてお家芸と言われていたマラソンには、男子は川内選手のほかに中本健太郎選手(安川電機、2大会ぶり3回目)、井上大仁選手(MHPS、初出場)が、女子は、重友梨佐選手(天満屋、2大会連続2回目)、安藤友香選手(スズキ浜松アスリートクラブ、初出場)、清田真央選手(同、同)が出場します。井上選手は出場選手の中でトップタイムを持っているのでこちらも注目です。
 

<日程>

  • 男子マラソン:8月6日10:55(日本時間6日18:55)
  • 女子マラソン:8月6日14:00(日本時間6日22:00)

 

見どころ③ 日本男子短距離メンバーの充実

1年前の2016年8月に開催されたリオ五輪では、4×100mリレーで日本チームが銀メダルを獲得し、感動を呼びました。このときのメンバー(山縣亮太、桐生祥秀、飯塚翔太、ケンブリッジ飛鳥)の世界陸上での活躍に注目が集まりましたが、山懸がけがの影響から代表選考での結果が出ず、桐生も100m9秒台が期待されていましたが、個人種目での出場が叶いませんでした(リレーメンバーとしては選出されています)。
 

男子100mでは山懸と桐生に代わって、サニブラウン アブデルハキーム(東京陸協、秋から米フロリダ大へ進学)、多田修平(関西学院大)いったニューフェイスが日本選手権で台頭し、代表に選出され、注目を集めます。
 

リレー
ケンブリッジ飛鳥(左)はリオ五輪の4×100mリレーでボルトと競った(Shutterstock.com)

リレーでは候補選手全員(サニブラウン、ケンブリッジ、多田、桐生、飯塚、藤光謙司)のベストタイムから考えてみても選手層は過去最高クラスと言っても過言ではない状況です。また、リオ五輪で日本が銀メダルを獲得した一番の要因でもあるバトンパスは強みです。しかし、リオ五輪からメンバーが少なくとも1人は変わってしまうため、バトンパスにどの程度影響が及ぶかは未知数であり、不安材料でもあります。
 

最近の練習によると、アンカーを務めたサニブラウンがバトンの受け渡しを失敗しており、「1走」になるという見方もあります。リレー出場の選手は個人種目でのけがなどを考慮してギリギリに決まると見られます。
 

■男子100m

<出場選手>
サニブラウン アブデルハキーム、多田修平、ケンブリッジ飛鳥

<日程>

  • 予選:8月4日20:20(日本時間5日4:20)
  • 準決勝:8月5日19:05(日本時間6日3:05)
  • 決勝:8月5日21:45(日本時間6日5:45)

■男子200m

<出場選手>
サニブラウン アブデルハキーム、飯塚 翔太

<日程>

  • 予選:7日18:30(日本時間8日2:30)
  • 準決勝:9日20:55(日本時間10日4:55)
  • 決勝:10日21:50(日本時間11日5:50)

■男子4×100mリレー

<日程>

  • 予選:8月12日10:55(日本時間12日18:55)
  • 決勝:8月12日21:50(日本時間13日5:50)

 

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