今年、2017年に「大磯ロングビーチ」開業から60周年を迎える大磯プリンスホテルに、7月15日、"日常から解放されたゆらぎの旅"をコンセプトとする温泉・スパ施設が開業する。
開業に先立ち、7月14日は報道関係者向けの内覧会や、水泳のバルセロナ五輪金メダリスト、岩崎恭子さんらを迎えたテープカットが行われた。
大磯プリンスホテルの3つのバリューアップ
大磯プリンスホテルでは、2017年、今までの"夏限定のリゾート"というイメージを払拭し、"四季を通じて楽しめる大人のリゾート"を目指し、3つの大きなバリューアップの施策を行っている。
1つ目は、4月5日にオープンした「客室棟」のリニューアルで、湘南の海が眼下に広がるロケーションを最大限に活かすべく、客室の内装は自然から抽出したカラーと素材を基調とし、窓の外の景色との一体感ある空間を創出している。
また、湘南スイート、ロングビーチスイート、大磯スイートという3つの新たなスイートルームが設けられた。
2つ目は、シーサイドプールである「大磯ロングビーチ」に、「客室棟」のリニューアルに伴い、宿泊者専用エリアである「ホテルゲストエリア」を新設した。
「ホテルゲストエリア」には、専用プール2種のほか、プールサイドには、有料での貸し出しとなるテント・パラソルが設置されている。
テント・パラソルといっても、従来のものとは全くイメージが異なる。ソファーも含まれる最高価格の「プレミアムカバナガゼボ」は、貸し出し料金20,000円~30,000円と高額だが、まるで王族にでもなったような気分が味わえる。
このほか、「サンラウンジャー」(天蓋付き2名用ベッド 10,000円~15,000円)、「プレミアムデイベッド」(デイベッド2台、パラソル、テーブル 8,000円~11,000円)などがある。
大磯プリンスホテル総支配人の伊丹信一郎氏は、「宿泊者限定の付加価値を設けることにより、お客様にホテルの滞在価値を感じていただくことを期待している」という。
そして、3つ目のバリューアップとなるのが、今回の温泉・スパ施設の開業だ。以下、どのような施設なのか見てみよう。
天然温泉、インフィニティプール
「客室棟」の横に新設された「スパ棟」の1階には、ホテルフロント、レストラン・バー、3階、4階に、湘南の海を一望できるロケーションの温泉・スパ施設「THERMAL SPA S.WAVE(サーマル スパ エス ウェーブ)」が設置されており、"日常から解放されたゆらぎの旅"をコンセプトとしている。
3階の「温泉フロア」では、天然温泉である「大磯温泉」を楽しめる露天風呂と内風呂を男女それぞれに配置し、露天風呂からは太平洋を一望できる。また、3階には貸切専用のプライベートスパが2室設置されている。
4階の「スパフロア」は、「ウォーターエリア」「サウナエリア」「リラクゼーションエリア」からなる水着着用エリアだ。
この中で、とくに話題となりそうなのは、「ウォーターエリア」に設置された、水平線に溶け込むようにデザインされたインフィニティプールだろう。海と空と一体になったような、抜群の開放感を味わうことができる。
ファミリー向けの「大磯ロングビーチ」と、大人の上質な空間を演出する「THERMAL SPA S.WAVE」という、異なる2つの楽しみ方ができるようになった大磯プリンスホテルだが、「THERMAL SPA S.WAVE」は8月末まではホテル利用者専用で、外来での利用が可能になるのは、9月1日からだ。