ツアーよりも自分でアレンジする旅行への人気高まる
いよいよ夏休み目前。世界最大の民泊サイト「Airbnb」が、今夏の国内旅行に関する意識調査の結果をこのほど発表した。特に、今夏は「自分でカスタマイズした旅行」を予定している人が7割を超え、ツアーが7%、交通と宿のパックが22%なのと対照的な結果に。また、人気の旅行先は首都圏在住者では北海道、中京圏・近畿圏在住者は東京がトップだった。
一方、また、20~30代のミレニアム世代における今夏の国内旅行での傾向にもクローズアップ。お金を使うならものよりも「旅行」、個人旅行よりも「グループ旅行」、特に女性は旅先の写真を「インスタグラム」に最も投稿したいなどの結果が見られた。
2017年の国内旅行で人気の旅行先 世代別に異なる
今夏、国内旅行で人気の場所は、国内全体では、1位東京、2位北海道、3位大阪、4位沖縄、5位京都という結果となった。北海道と沖縄という定番に加え、テーマパークや古都など年間を通して人気が高い観光都市がランクインした。
首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)在住者では、1位北海道、2位大阪、3位神奈川という結果に。また、20~30代女性で京都や千葉、40~50代では沖縄、長野、静岡などの場所もランクインした。
一方、近畿圏(大阪・京都・兵庫・滋賀・和歌山・奈良)在住者だと、1位東京、2位北海道、3位三重に。20~30代男性で人気の軍艦島がある長崎が入っていたり、40~50代女性で近場の兵庫や北陸新幹線の開通で人気の石川、宮城や岩手といった東北がランクインしていたりした。
旅先で撮った写真 世代や男女でSNSへの投稿先が違う
20~30代にあたるミレニアム世代の半数以上が、他の世代よりもモノを買うお金があったら「旅行」に使いたい、さらに20代の約8割が「旅行を通じて日常生活に新しい刺激がほしい」と回答し、モノ消費よりもコト消費への傾向が見られた。一方、30~40代よりも「グループ旅行を好む」という回答が約3倍に。
また、ミレニアム世代の約4割が「地元の人との交流」に魅力を感じていると回答。特に、女性は「いろいろな国や地域を旅行したい」、男性は現地の食材をキッチンで料理するなど「こだわりの強い経験がしたい」という傾向も。
さらに、20~30代女性の約半数が「インスタグラムに写真をアップする」と回答したのに対し、20~30代男性は「LINE」、40~50代は男女で「Facebook」に旅先の写真をよく投稿するという、世代によって投稿先のSNSの違いも見られた。
今回の意識調査は、今夏に国内旅行を計画する20~50代の男女1,000名を対象に、マーケティングリサーチ会社マクロミルがインターネットで実施。
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