復興相の失言を逆手に、東北の魅力を発信
今村雅弘復興相が東日本大震災について「まだ東北だったから良かった」などと発言し、辞任に追い込まれた。その一方で、Twitter(ツイッター)ではこの失言を逆手に取り、「#東北でよかった」というハッシュタグをつけて、生まれや育ちが東北であることを誇りに思ったり、東北の魅力を発信したりする投稿が相次いでいる。
ハッシュタグには、東北の四季折々の風景や田んぼアート、食など多様な写真とともにコメントが寄せられ、26日15時半の時点で8万5千件以上のツイートがある。日本語版Twitter公式アカウントも「#東北でよかった にステキなツイートが集まっています。連休の予定をまだ決めていらっしゃらない方々のご参考になるかもしれませんね」とツイートしている。
東北の魅力は四季折々の風景、お祭り、温泉…
All Aboutの旅の専門家も、これまで東北の魅力を発信し続けてきている。その一部を紹介したい。
■名所・旧跡がたくさん!
47都道府県を渡り歩いた名所・旧跡の専門家、村田博之氏はAll Aboutの『多種多彩な 東北の名所・旧跡』で、東北の魅力を述べている。
「太平洋側と日本海側、そして内陸部で全く違った表情を見せる東北には、自然が長い時間をかけて生み出した美しい風景や豊富にわき出る良質の温泉、そして歴史を重ねてきた古き町並みや建物など、たくさんの名所・旧跡が揃っています」(村田氏)
村田氏が紹介しているスポットには、例えば、青森の十和田湖や弘前、秋田の田沢湖、岩手の青の洞窟や平泉、山形の蔵王や銀山温泉、宮城の青葉城址や白石川堤一目千本桜、福島の鶴ヶ城や三春の滝桜などがある。
■魅力的なお祭りも豊富!狙い目は8月?
お祭り評論家の山本哲也氏も『一度は行きたい日本の祭り五選』の中で、毎年350万人以上の観客を集める「青森ねぶた祭」をその一つとして紹介している。山本氏は、「青森ねぶた祭」の最大の魅力について、「観光客でも誰でも「跳ね人」として参加できること」とする。
また、『8月に行きたい日本各地の名物祭り5選+α』では、東北夏祭り(盛岡さんさ踊り、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつり、青森ねぶた)についてもおすすめしている。
■温泉に紅葉も…見どころは多い
温泉旅行博士の藤田聡氏も、「東北の温泉は日本有数の名湯揃い」として、『東北の温泉』でおすすめの温泉地や温泉旅館について紹介している。また、『東北の紅葉名所と温泉』では美しい紅葉と一緒に温泉を楽しめるスポットもあるとしており、秋の旅行計画に参考にしたい。
■このGWに行くなら…
東北では、青森・弘前や秋田・角館などにおいてタイミングよく桜が見ごろを迎えているという。来たるゴールデンウィークに花見をしにいくのもおすすめだ。これをきっかけに、東北の魅力を見直し、足を運ぶ機会にしてほしい。
参照:『GWに行きたい! 5月に見頃を迎える全国おすすめ花見の名所15選』
関連リンク
■参考記事一覧
- 多種多彩な 東北の名所・旧跡
- 一度は行きたい日本の祭り五選
- 8月に行きたい日本各地の名物祭り5選+α
- 東北の温泉
- 東北の紅葉名所と温泉
- GWに行きたい! 5月に見頃を迎える全国おすすめ花見の名所15選
■東北の魅力は他にも!記事リスト