大阪から函館まで5,890円からで行けるチャンス
大阪(関西)-函館線の初便が就航した18日、関西空港の21番搭乗口の前で、就航セレモニーが行われた。
セレモニーに先立ち、バニラエアの山室美緒子副社長は、今回の就航に関して「搭乗率85%を目指したい。関西から札幌、函館はとても人気が高いと聞いている。今回は4月5日までの運航だが、ニーズがあればその後の運航も続けたい」などと語った。
また、2月の東京(成田)、3月にはさらに奄美大島への路線も就航させる関西空港については「国際線と国内線が同じターミナルで移動でき、乗り継ぎがしやすい空港」と話し、しかも24時間空港であることから利便性の良さを日本人はもちろん外国人の需要も取り込みたいと話していた。
搭乗客に初便記念グッズをプレゼント
大阪(関西)発函館行きの初便となったJW971便。関西空港では、初便への搭乗客に対し、バニラエアの初便恒例となっているイエローの“ビッグハンド”で搭乗ゲート前にてスタッフが並んで見送り、初便搭乗証明書などが入った記念グッズなどがプレゼントされた。
その後、JW971便は搭乗者164名(幼児1名)を乗せ、12時15分にブロックアウト、12時25分に関西空港を離陸。函館空港へも定刻の13時55分に到着した。
成田に続く函館への定期運航を目指す
バニラエアの大阪(関西)-函館は、2017年4月5日までの季節運航。運賃が片道でシンプルバニラが片道5,890円から、20kgの受託手荷物無料などが付くコミコミバニラが7,890円から。大阪(関西)を12~13時台に出発し、函館まで約1時間40分。函館から大阪(関西)からは14~15時台の出発で約2時間10分。関西空港では第1ターミナルビル利用となる。
函館は、国内外から年間約500万人が訪れる人気観光都市。美しい夜景をはじめ、新鮮な海の幸、土方歳三ゆかりの歴史、異国情緒溢れる街並み、温泉などもあり、和洋折衷のロマンチックな雰囲気が街のいたるところで楽しめる。
バニラエアは、国内のLCCのとして、奄美大島、そして函館と新たに、LCCの単独路線として就航した。奄美大島がバニラエアの就航によって首都圏からの観光での人気が急上昇したように、函館も首都圏そして関西圏からLCCで気軽に訪れる人々が増えることによって、ますます人気が高まりそうだ。