確定申告が全国一斉にスタート
2016年分の所得税の確定申告受け付けが16日、全国一斉に始まった。東京都内の税務署にも朝から多くの納税者が訪れ、手続きを進めた。
確定申告とは、個人が1月1日~12月31日の間の所得のすべてを計算して所得税額を確定し、申告・納税する手続きのこと。また所得税を払い過ぎていれば還付する手続きにもなる。
対象は、自営業者や給与が2千万円を超えるサラリーマン、給与以外の所得が20万円を超える人となるが、医療費控除を受けたい人(高額な医療費を支払っている)や寄附金控除を受けたい人(ふるさと納税をしている)などは確定申告することで還付金がもらえる場合もあるので確認をしておきたい。
マイナンバー制度の導入により、2016年分の申告から申告書へのマイナンバー記入と、提示による本人確認手続きが求められるようになった。マイナンバーが必要になった背景について、ファイナンシャル・プランナーの鈴木弥生氏はAll Aboutで以下のように解説している。
「マイナンバーとは税、社会保障、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、国民の利便性や行政の効率化を進めるために誕生したもの。確定申告は税(=所得税)についての申告をするものですから、必要になるのは当然のことなのです」(鈴木氏)
申告書を作成する際には、個人番号カードや通知カードを用意して正しく記入をしたい。提出期限は3月15日まで。
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