東京都心でも19.5度!寒暖差が激しいとなぜ体調を崩す?

30日は南から暖かい風が吹き込んだ影響で太平洋側を中心に気温が上昇し、各地で3~5月並みの季節外れの暖かさとなった。東京都心でも19.5度を記録したが、明日は気温が下がるという。寒暖差が激しくなると体調を崩してしまう理由について、医師が解説した。

共同通信などによると30日は南から暖かい風が吹き込んだ影響で太平洋側を中心に気温が上昇し、全国各地で3~5月並みの季節外れの暖かさとなった。神奈川県海老名市で20.3度など20以上の観測地点で1月の観測史上最高を更新。東京都心でも19.5度を記録した。気象庁によると、明日は一転して冬型の気圧配置となり、気温が下がるという。
 

参照:太平洋側中心にぽかぽか陽気 各地で1月の最高気温更新
 

寒暖差が激しくなると体調を崩してしまうという人も多いのでは。どうして体調を崩してしまうのかという疑問に医師の山田恵子氏がAll Aboutの『季節の変わり目に風邪をひき易いのはなぜ?』で解説をしている。
 

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人間には、外の環境がどれだけ変わっても、体内の環境を一定に保つ仕組みがある。これを「恒常性(ホメオスタシス)を保つ」と呼ぶと山田氏は説明する。
 

冬と夏では30℃近くの温度差があるが、外気の気温に合わせて体温が変わらないように、人間の体は一定の体温(36度~38度)に保たれている。
 

体温を保つためにどんなことが起こっているの?

たとえば、「寒い」と感じた場合には何が起こるのか。山田氏は以下のような反応が体の中で起こっているという。

  1. 皮膚にあるセンサーで「寒い」という感覚をキャッチし、その「寒い」という感覚を脳に送る(センサーは皮膚以外にもある)
  2. 脳の視床下部という所から、ホルモンや自律神経を介して、全身の器官に体温を保つ指令が出される
  3. 体の各器官で熱を逃がさないような反応や熱を産生する反応が起こる
    ※具体的には、皮膚では血管が収縮して熱を逃がさないようにしたり、カラダの中では蓄えられた糖質や脂肪を燃やして熱を作ったりする。その熱で温まった血液が全身を循環することによってカラダが温まる。

「体温ひとつをとってみても、私たちの知らない無意識の部分で、かなり複雑な仕組みが働いているのです」
 

「恒常性」は一日中変化する

恒常性は、一日中変化を繰り返しているという。
 

人間の体温(深部体温)は一日のうちでも一定ではなく、1℃以内の範囲で日内変動する。一般的に、明け方に最も低く、夕方に最高になる。一日の中でも体温は波のように一定に上がったり下がったりを繰り返している。
 

人間の体は外部の状態がどうであろうと、常に一定に保つように無意識のうちに調節されている“非常に高度な仕組み”なのだという。
 

司令塔が対応できなくなると…

私たちの体はそれを無意識に行っており、その司令塔が脳の中にある「視床下部」。季節の変わり目で風邪を引きやすいのは、外部の変化の激しさに司令塔の視床下部が対応しきれなくなって、自律神経やホルモンなどにすべて影響を及ぼして、ひいては抵抗力や免疫力が弱まって風邪をひいてしまうからなのだという。

  

【関連リンク】

太平洋側中心にぽかぽか陽気 各地で1月の最高気温更新
季節の変わり目に風邪をひき易いのはなぜ?

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