書道や字の上達を願う「筆供養」
神奈川県鎌倉市の荏柄天神社(えがらてんじんじゃ)では、1月25日(水)に「筆供養」が執り行われる。
祭神である菅原道真公の誕生日(6月25日)と命日(2月25日)が、ともに25日であるため、毎月25日は天神様の縁日になっている。
年明け最初の25日である1月25日の「初天神」にあわせ、荏柄天神社では、梅の花をかたどった「梅鉢」に積まれた古筆に、斎主(さいしゅ)が火をともし、焚きあげることで、書道や文字の上達を願う「筆供養」が行われる。
この日は、普段は比較的静かな境内に、珍しい祭事をひと目見ようと、多くの人が集まる。10:30より、「初天神祭」と「筆供養」の祭事が続けて執り行われる。
早咲きの紅白の梅も開花
荏柄天神社の境内には、梅の花を好んだ菅原道真公にちなみ、梅の木が植えられており、とくに、朱色の社殿に向かって左手の白梅、右手の紅梅は写真映えがするので、カメラマンにも人気の撮影スポットになっている。
例年は、2月に入ってから紅白の梅が咲きそろうが、この冬は12月に紅梅が咲き始め、1月23日時点で白梅も5分咲きに近い状態になっていた。神社の人の話によれば、例年よりも2~3週間は開花が早いという。
今年は、紅白の梅が咲く中での華やかな「筆供養」になりそうだ。
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