鎌倉・荏柄天神社で25日に書の上達願う「筆供養」

神奈川県鎌倉市の荏柄天神社(えがらてんじんじゃ)では、1月25日(水)に、古筆を焚きあげることで、書道や字の上達を願う「筆供養」が執り行われる。梅の開花状況を取材するために1月23日に訪れたところ、社殿両脇の紅白の梅が、すでに咲きそろっていた。

書道や字の上達を願う「筆供養」

神奈川県鎌倉市の荏柄天神社(えがらてんじんじゃ)では、1月25日(水)に「筆供養」が執り行われる。

 

2015年の「筆供養」の様子
2015年の「筆供養」の様子

 

祭神である菅原道真公の誕生日(6月25日)と命日(2月25日)が、ともに25日であるため、毎月25日は天神様の縁日になっている。
 

年明け最初の25日である1月25日の「初天神」にあわせ、荏柄天神社では、梅の花をかたどった「梅鉢」に積まれた古筆に、斎主(さいしゅ)が火をともし、焚きあげることで、書道や文字の上達を願う「筆供養」が行われる。
 

この日は、普段は比較的静かな境内に、珍しい祭事をひと目見ようと、多くの人が集まる。10:30より、「初天神祭」と「筆供養」の祭事が続けて執り行われる。

 

早咲きの紅白の梅も開花

荏柄天神社の境内には、梅の花を好んだ菅原道真公にちなみ、梅の木が植えられており、とくに、朱色の社殿に向かって左手の白梅、右手の紅梅は写真映えがするので、カメラマンにも人気の撮影スポットになっている。

 

​ 荏柄天神社の朱色の社殿両脇に咲く、梅(2017年1月23日撮影) ​
荏柄天神社の朱色の社殿両脇に咲く、紅白の梅(2017年1月23日撮影)

 

例年は、2月に入ってから紅白の梅が咲きそろうが、この冬は12月に紅梅が咲き始め、1月23日時点で白梅も5分咲きに近い状態になっていた。神社の人の話によれば、例年よりも2~3週間は開花が早いという。
今年は、紅白の梅が咲く中での華やかな「筆供養」になりそうだ。
 

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