「再婚」の割合が過去最高 再婚できる人とできない人の違いは?

厚生労働省が18日、発表した結婚についての分析結果によると、「夫妻とも再婚またはどちらか一方が再婚」の割合が上昇傾向にあることがわかった。結婚全体に占める再婚の割合が4分の1を占め、調査の比較が可能な1952年以降で過去最高となったという。

厚生労働省が18日に発表した結婚についての分析結果によると、「夫妻とも再婚またはどちらか一方が再婚」の割合が上昇傾向にあることがわかった。結婚全体に占める再婚の割合が4分の1を占め、調査の比較が可能な1952年以降で過去最高となったという。

再婚

 

再婚をする人が増えている現状で、再婚希望者が幸せをつかむには、どのようなこと心がければよいのだろうか。再婚事情に詳しい佐竹悦子氏がAll Aboutの『再婚は「いい加減」な人ほどうまくいく』でポイントを紹介している。

 

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再婚者が慎重になりすぎてしまう3つの原因

佐竹氏によると、再婚できる人と、再婚できずにいる人の違いのひとつは、チャンスをつかめるかどうか。せっかくのチャンスを逃してしまう人に共通しているのは、慎重すぎることなのだそう。再婚者が慎重になりすぎてしまう3つの原因と理由として、次の3つが考えられるという。

 

1.また妥協して失敗したくない

2.バツ2になることを恐れている

3.正解を追い求めすぎている

 

3つの原因を取り払い、チャンスをつかめるようになるには、結婚の形は人それぞれだと思うことが大切だと佐竹氏は述べている。再婚後に起こりがちな問題について、やみくもに不安になったり、優柔不断にならないために対処法について考えておくとよいという。

 

再婚後に起こりがちな夫婦問題への対処法

再婚後に起こりがちな夫婦問題を防ぐために注意する点を、佐竹氏は以下のように挙げている。
 

■結婚後の夫婦関係

結婚後の夫婦関係の問題とは、お付き合いの段階では普通にホテルに行っていたのに結婚したとたんまったく没交渉になる、子供が欲しくて病院に夫婦で通うことになる、カウンセリングに通っても回復せず離婚する……など。夫婦関係の問題が心配なら、まずは、お付き合いの時とは違う面が見られる、同棲をしてみるのがオススメ。

 

■DV問題

元夫がDVだった人も、やはり同棲から始めるといい。結婚前は優しくて怒鳴ったりしない人だったのに、ある日突然豹変するかもしれないという恐怖感があるので、こちらも、まずは生活を共にする「お試し期間」が必要。

 

■浮気問題

浮気で苦労した人は浮気しそうもない人を探している割には、イケメン好きで、「人柄重視」なんて言葉はどこ吹く風……というパターンも。イケメンがモテるのは事実なので「浮気をしない人柄」を重視して、見た目にも妥協が必要な場合も。

 

■金銭トラブル

過去に金銭トラブルで苦労した人は、「今度はお金持ちの人と結婚したい!」と強く思うことも。そのため、相手の収入に固執しすぎるあまり、「財産狙い」を疑われることもあるので注意が必要。最低限必要な収入と借金の有無などのラインは確かめるにしても、詳しいお金の話は交際が深まってからにしたい。

 

「バツイチだからといって自分の理想を全部捨てなさいというわけではありません。絶対に妥協できない点もあるに違いないからです。一方で、“完璧”“正解”を求めすぎて理想だけを強く追ってしまうと、それに合う人が見つからない可能性も高いと思います。だからこそ私は、“いい加減”であることが必要だと思っています。“いい加減”は“良い加減”です。適度な余裕を持って相手と自分を見ることが再婚には必要なことなのです」

 

再婚成功のポイントは、理想を求めすぎない「いい加減さ」が「良い加減」だと佐竹氏は述べている。
  

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