本格的な大学受験シーズンに
1月14、15日の大学入試センター試験を皮切りに、本格的な2017年の大学受験シーズンが始まります。しっかりと準備をしていても最後は神頼み…という方もいるのでは。そんな受験生を応援する験担ぎグッズが街でも見られるようになりました。その一部をご紹介します。
縁起がいいお菓子のいろいろ
語呂合わせで縁起がいい『キットカット』では、今年も「キット、サクラサクよ」をキャッチフレーズに受験生応援キャンペーンを展開。新宿高島屋のキットカットのスイーツ専門店「キットカット ショコラトリー」では、五角(合格)のパッケージに、桜の木から作られたオリジナルチャームをセットした「受験生応援パック」が数量限定(※2017年1月6日(金)より発売、なくなり次第終了)で販売しています。
ロッテも、がんばる受験生を応援する「めざせ合格!」シリーズを実施しています。
“コアラは寝てても木から落ちないよ!”と書かれた『めざせ合格!コアラのマーチ』では、受験関連のコアラ絵柄が、高確率で入っているそうです。『TOPPO』も『めざせ合格!トッパ』と銘打ち、ラジオ番組TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」とコラボしたパッケージで受験生を応援しています。
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験担ぎにぴったりな「縁起切符」
学問の神様、菅原道真が奉られている福岡県の太宰府天満宮や東京都の湯島天神などで合格祈願をし、お守りを手に入れるというのも験担ぎの定番ですが、縁起が良さそうな駅で切符を手に入れるというのもお勧めです。
東京の観光案内に詳しい藤丸由華氏はAll Aboutの『東京で合格祈願&合格グッズを手に入れる』で「勝どき駅」の切符を紹介しています。
「もともと戦での勝利を祝った碑がこの地にあり、それが由来となっている駅名のため、合格祈願の特別きっぷが販売されたこともありました」と藤丸氏が説明するように、勝どき駅は縁起もよく、切符も合格祈願のお守り代わりにぴったりです。
縁起がいい切符はまだあります。鉄道に詳しい旅行作家の野田隆氏はAll Aboutの『運気アップに期待大! 手に入れたい縁起切符10選』の中で、受験生に人気の“縁起切符”を紹介しています。
神奈川県の相模鉄道のいずみ野線ゆめが丘駅と本線希望ケ丘駅を結ぶ乗車券は「夢」「希望」を持つ切符として人気。「ゆめが丘駅~希望ケ丘駅硬券乗車券」は年中販売されていますが、毎年12月から3月末まで乗車券を購入すると絵馬などがもらえる「ゆめきぼ切符キャンペーン」を実施しています(2017年も3月31日まで)。
他にも、徳島県のJR四国徳島線学駅(入場券5枚で「ご入学」となることから縁起切符に。今は無人駅なので、徳島駅などJR四国の主要駅で購入可能)、和歌山県の南海高野線学文路(かむろ)駅(無人駅のため橋本駅で縁起切符を販売)などがあるといいます。
「滑り止めの砂」配布キャンペーンも
JR西日本では、受験生を応援する企画として「滑り止めの砂」を配布するイベントなどを実施しています。9、10日は関西本線の4駅(奈良駅、王寺駅、伊賀上野駅、柘植駅)を利用する受験生に配布。この砂は、かつて関西本線を走行していた100トン以上のSLが勾配を走る際に、車輪が空回りしないよう使われていたもので、さらに、昨年ご利益があり、見事志望校に合格された先輩方から返却された砂も混ぜ込んで、奈良市内の神社で祈祷したものだといいます。
13日は小倉駅と博多駅で、山陽新幹線を利用する受験生に、お守りとして「滑り止めの砂」を配るといいます。封入している砂(セラミック)は、新幹線のブレーキが作動した際に、より早く列車が停止できるよう、車輪とレールの摩擦を大きくするために使用しているもの。新幹線の名前にちなみ、“受験生の「のぞみ」が成就し、「さくら」が咲き、「ひかり」あふれる人生になるように”という思いが込められているそうです。
小倉駅では10時ごろから、博多駅では14時ごろから配布すると、JR西日本福岡支社は発表しています。
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