2017年箱根駅伝の話題、交通規制情報など

毎年1月2日、3日に行われる正月の風物詩「箱根駅伝」。第93回を迎える2017年は、三連覇に挑む青山学院大学や、第4区、第5区の区間距離変更などが話題だ。その他、交通規制情報などをお伝えする。

2017年箱根駅伝の話題は?

新春のビッグイベントといえば、毎年、1月2日(往路)、3日(復路)に開催される箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)だ。

同大会は、大正9(1920)年に始まり、第二次世界大戦の激化に伴う中止時期を除いて毎年開催され、2017年は第93回を迎える。

今大会の話題と言えば、2015年、2016年と2連覇を果たし、3連覇に挑む青山学院大学の動向のほか、第4区と第5区の区間距離の変更だろう。(→注目選手や予想についてはこちらの記事

  

「鈴廣かまぼこの里」前に立つ小田原中継所の標識
「鈴廣かまぼこの里」前に立つ小田原中継所の標識(2016年12月29日撮影)

今回の変更により、第4区(平塚~小田原)は、これまで18.5kmだったのが20.9kmに、山登り区間の第5区(小田原~ゴール芦ノ湖)は、23.2kmだったのが20.8kmとなる。

  

区間距離の変更理由について、関東学生陸上競技連盟は、"第82回大会以降距離を延長した第5区の選手に対する生理的負担が大きく、走行後半に低体温症や低血糖症の症状に陥る例が多数発生していること。また、総合成績に対する第5区の貢献度が大きすぎること"を挙げ、さらに、"第82回大会以降第4区の距離を短くしたことで、マラソンに順応できる選手の芽を摘み取っている懸念の検討結果"であるとしている。

  

ちなみに、箱根駅伝は、ロサンゼルス(1984年)・ソウル(1988年)五輪に出場した瀬古利彦(早大)や、バルセロナ(1992年)とアトランタ(1996年)五輪に出場した谷口浩美(日体大)をはじめ、数多くのオリンピックのマラソン選手を輩出している。

 

小田原中継所の変更

上記の区間距離変更に伴い、4区から5区へと「たすき」を繋ぐ小田原中継所の場所も変更になる。前回大会までは、小田原市本町のメガネスーパー前だったが、今回から箱根登山鉄道の「風祭」駅からほど近い「鈴廣(すずひろ)かまぼこの里」前に変更になる。じつは、第81回大会までは、同地点に中継所が置かれていたので、元に戻った格好だ。

 

小田原中継所は、復路はこれまでも「鈴廣かまぼこの里」前だったが、2017年からの区間距離変更により往路の中継所も同地点に変更になる
小田原中継所は、復路はこれまでも「鈴廣かまぼこの里」前だったが、今回の区間距離変更により往路も同地点に変更になる(2016年12月29日撮影)

 

2日は、鈴廣では、振舞い酒、振舞いかまぼこ、応援太鼓などの催しを行うという。

 

交通規制

箱根駅伝の開催に伴い、コースとなっている道路では、選手通過時に交通規制が行われる。

  • 東京都内(出典:警視庁)
交通規制東京都内(出典:警視庁)
交通規制東京都内(出典:警視庁)

 →交通規制図拡大(PDF)

 

  • 神奈川県内(出典:神奈川県警)
交通規制神奈川県内(出典:神奈川県警)
交通規制神奈川県内(出典:神奈川県警)

  →交通規制図拡大(PDF)

  

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