日本時間の11月9日、アメリカ大統領選の開票が全米各地で行われ、共和党のドナルド・トランプ氏が、民主党のヒラリー・クリントン氏に勝利した。トランプ氏はニューヨークの陣営本部で勝利宣言を行い、クリントン氏はトランプ氏に敗北を認める電話をしたという。ロイター通信などが報じている。

  

トランプ
勝利集会で喜びの表情を見せるトランプ氏=日本時間11月9日(写真:ロイター/アフロ)

 

トランプ氏は、共和党の地盤と言われるケンタッキー州などで確実に勝利したほか、「オハイオを制する者は全米を制する」とまで言われている激戦区、オハイオ州をトランプ氏が制し、当選に必要な過半数270人を超えたことが明らかになった。

 

トランプ氏はどのような人物か?経歴は

社会ニュースライターの松井政就氏がAll Aboutの『アメリカ大統領選挙、トランプ大統領はあり得るか』の中でトランプ氏について説明している。

  

「ニューヨーク市に生まれ、父親の後を継いで不動産業を営んでいたドナルド・トランプ氏は、1976年に当時破産状態にあったコモドアホテルを買収した。これをグランド・ハイアット・ホテルとして開業し大成功を収めたことが彼の不動産王としての始まりとなった」

 

「その際、ニューヨーク市から40年間の免税措置を勝ち取るなどの政治力をすでに発揮しており、83年にトランプタワーを開業、88年にはプラザ・ホテルを買収するなど事業を拡大していった」

 

「あまり知られていないが、実は彼は一度大統領選(2000年)に出馬したことがある(敗退)。その後自らを保守から革新へ、再び保守へ、そして無所属へと二転三転させながら結局共和党に戻り、今回の大統領選出馬となっている」

  

世界の株式・為替市場も動揺

トランプ氏優勢が伝えられるなかで、世界の株式・為替市場も動揺を隠せない1日となった。 

 

日経平均株価は1万6500円を一気に下回り、前日比で900円を超す下げ展開を見せている。9日の終値で日経平均株価は16,251円54銭(前日比919円84銭安)。

 

為替相場も一連の報道を受けて円高が加速。米ドル/円は103円51銭(前日比1円63銭安)となっている(9日18時50分現在)。

  

トランプ氏勝利が確定すれば、日本の株安、円高の流れは避けられないというのが、市場の見方だ。外国株に詳しい戸松信博氏も、All Aboutの『懸念されるトランプリスク!日経平均への影響は?』で「投機的な動きによって一時的にロスカットも巻き込んだ急激な円高と株価の調整が予想される」「もしもトランプ候補の勝利で急落が起これば、その後に反発局面も予想されるところだと思います。したがって、急落時は買いのチャンスにもなるのではないかと予想します」と述べている。

  

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