2日(日本時間3日)、インディアンスとのワールドシリーズ第7戦が行われ、カブスが1908年以来、108年ぶり3度目のワールドシリーズ優勝を飾った。カブスは、19世紀に6度リーグ優勝、20世紀になっても1906年からリーグ3連覇、シリーズ2連覇を果たすも、その後はワールドチャンピオンから遠ざかっていた。ワールドシリーズ進出をかけたプレーオフに進んだ年も7回あったがすべて負けている。そんなカブスを長年悩ませて、この日解放されたのが「ヤギの呪い」だという。

 

長年言い伝えられてきたこの「ヤギの呪い」とはいったい何なのか? メジャーリーグにも詳しいスポーツジャーナリストの瀬戸口仁氏がAll Aboutで次のように解説している。

 

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「ヤギの呪い」とは

瀬戸口氏によると、「ヤギの呪い」とはこのような物語だという。

 

1945年、シカゴでバーを営んでいたギリシャ系移民ビリー・サイアニス氏は、カブス対タイガースのワールドシリーズ第4戦のチケットを2枚買った。サイアニス氏は、自身とペットのヤギ「マーフィー」のためにチケットを購入していた。

 

しかし、いざ球場に着くと、ファンからヤギが悪臭を発しているとの苦情を受けた。その結果、サイアニス氏とヤギはカブスのフィル・リグレーオーナーの指示で案内係に締め出されてしまった。激昂したサイアニス氏は、「お前らが優勝することなんてない。2度とリグレー・フィールドでワールドシリーズなんてできるものか。ヤギをバカにしたせいでな」という有名な呪いの言葉を吐いたのだと、瀬戸口氏は説明する。

 

瀬戸口氏によると、サイアニスは1970年にこの世を去ったが、その後もカブスは84、89、98、03年とプレーオフに駒を進めながらも敗退。1908年以来、100年に渡ってワールドチャンピオンになれなかったカブスだが、今回優勝したことで、ようやく長い呪いから解放されたというわけだ。

  

なお、withnewsによると、サイアニス氏の一族は今もシカゴ市内にいるという。おいの息子であるトムさん(40)は現在、サイアニス氏が作った店「ビリー・ゴート・タバーン」をきょうだい5人と一緒に運営しているそうだ。また、ヤギの「マーフィー」の一族も健在で、「マーフィー7世」もいるという。
 

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