【東京都】絶滅危惧種・グレビーシマウマが多摩動物公園に帰ってくる! 300キロ以上の最も大型なウマ

12月4日、多摩動物公園は京都市動物園からグレビーシマウマ2頭を受け入れ、展示を再開すると発表。繁殖を目指すブリーディングローンによる導入で、検疫終了後にサバンナエリアで公開予定です。(サムネイル画像出典:chaponta / Damballa Bastet.com)

(サムネイル画像出典:chaponta / Damballa Bastet.com)
多摩動物公園で途絶えていたグレビーシマウマの展示がいよいよ再開されます。京都市動物園から新たに2頭が来園し、サバンナエリアに仲間入りすることになりました。今回は、来園する個体の詳しい情報や、今後の公開予定、知っておきたいシマウマの特徴について、東京都の発表を基に紹介します。
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新しい仲間「ななと」と「ミンディー」の来園情報

今回来園するのは、オスの「ななと」(13歳)とメスの「ミンディー」(12歳)。「ななと」は12月17日に、「ミンディー」は2026年3月中に順次移動予定です。多摩動物公園では、2025年3月に飼育個体が死亡して以来展示が途絶えていましたが、今回の受け入れにより待望の再開となります。

2頭の受け入れは、動物園同士で協力して繁殖を目指す貸借契約「ブリーディングローン」によるもの。新たなペア形成による繁殖と、国内の個体群維持への貢献が期待されています。なお、動物の状況によっては移動の日程は変更になる可能性も。最新情報は公式Webサイトにてチェックしてください。

今後の公開予定とグレビーシマウマの特徴

来園後は検疫を行い、徐々に環境に慣らしてからアフリカ園「サバンナエリア」で公開される予定です。同エリアではキリン、シロオリックス、モモイロペリカンとの同居展示が行われるよう。

グレビーシマウマは野生のウマの中で最も大型で、体重は350~450キログラムにもなります。幅が狭く数の多いしま模様や、おなかにはしま模様がないのが特徴です。また、大きくて丸い耳を自在に動かし、体の向きを変えずに遠くの音を感知できます。現在、野生での生息数は2000頭前後とされ、絶滅が心配されている希少な動物です。具体的な公開日程については、決まり次第発表されます。
絶滅危機動物ファイル サナのいきものひみつノート
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