All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、兵庫県在住・28歳男性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:28歳男性職業:フリーター
在住:兵庫県西宮市
家族構成:父親、母親、自分
世帯年収:不明
実家の間取り:2LDK
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:なし交際費:3万円程度
毎月のお小遣い:1万円
毎月の貯金額:なし
貯金総額:40万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、34歳以下男性の1カ月の平均消費支出は14万7708円です。そのうち、住居費の平均は3万1444円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた11万6264円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出るかどうかについて、「出る予定あり。なるべく早く出たいです」とのこと。恋愛や結婚願望については「あります」と回答しました。
「就活中、支援してもらう状態に」
現在、実家暮らしを選んでいる理由は「以前まで、メンテナンス業の仕事をしていて、それが上手く行き職場の近場に引っ越そうと考えていたが、パワハラに遭遇や人間関係の悪化で退職し、現在は就活しつつ(もう終わってる)、かくまって(もらってい)る状態になっていたため実家暮らしになっています」と話しました。「価値観の違いでよく喧嘩になる」
両親と同居している回答者。実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「苦労してる事は3つあります」と言います。「ペットの昆虫で文句を言われる事が多々ある。価値観の問題でよく喧嘩する事があり、親と衝突すること。報連相がなっていなく認識の違いが発生して口論になることがよくあります」と悩みを吐露。
お金に関する悩みについては、「毎月の食費でしたり、交際費がかなり個人的には負担だなと感じています。政治的な話になりますが、もっと若者に対する給付金だったり充実してほしいです」と教えてくれました。
パワハラや人間関係の悪化で退職し、次の就職先が見つかる間、両親に支援してもらう形で実家暮らしを始めたという回答者。若者に対する支援制度の不十分さを感じ、社会に対する不満を抱えている様子がうかがえました。
※回答者のコメントは原文ママです



