All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、福岡県在住・31歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:31歳女性職業:契約社員
在住:福岡県福岡市
家族構成:父親、母親、自分
世帯年収:父200万円、母100万円、自分200万円
実家の間取り:賃貸マンション3LDK
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:5万円交際費:3万円
毎月のお小遣い:2万円
毎月の貯金額:5万円
貯金総額:400万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、34歳以下の女性の1カ月の平均消費支出は21万4719円です。そのうち、住居費の平均は5万711円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万4008円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出るかどうかについては、「実家を出る予定はありません」と回答。恋愛や結婚願望については「以前のように恋愛もしたいですし結婚もしたかったですが、経済的な部分で現実的に今の世の中を生きている自分に家庭を持つ事が可能と思えず諦めています」と話しました。
「実家を出る事は諦めている」
現在、実家暮らしを選んでいる理由は「以前は一人暮らしをしていましたが、老後の資金をしっかり作って貯めておきたいので実家暮らしに戻りました」と言います。さらに「また一人暮らしをしたい気持ちはありますが、物価高も深刻で貯蓄に回せなくなるため実家を出る事は諦めている現状です」と続けました。
「窮屈に感じ、モヤモヤすることも」
両親と同居している回答者。実家暮らしで苦労していることは、「親と仲が良いとは言えず、そんな親との共同生活で毎日顔を合わすため、窮屈に感じ喧嘩になったりします。家に入れる金額ももう少し減らして貯蓄に回したい気持ちがありますが、現実的になかなか難しいのでモヤモヤしてしまいます」と悩みを吐露。
お金に関する悩みを尋ねると、「実家に入れる固定額を減らしたい事と、急な家族の出費などで立て替えてあげる事もあり固定額以上の出費になる月もあるため悩んでいます」と教えてくれました。
老後資金を貯めるために実家暮らしを選んでいると話す回答者。とはいえ、関係性が良好とは言えない両親との生活に窮屈な思いを感じているほか、もっと貯金額を増やしたいというストレスも抱えている様子がうかがえました。
※回答者のコメントは原文ママです



