公立高校進学だと費用は本当に安くなる
ただ、中学受験をして私立中学に入学すると学費が生じます。そのため教育費が200万円から300万円ほど高くなるのです。また、高校以降も、私立か公立かで学費に差が出てきます。私立高校の授業料無償化といっても上限は45万円程度しか補助されません。
私立高校は100万円近い学費がかかりますから、3年間で150万円の家計負担が出てきますが、公立ならばほぼ完全無償なので費用面ではかなり楽になります。
高校受験で学力上位層は公立、中堅層は私立という傾向があります。そのため、学力上位層が公立上位校を狙っていこうというならば、高校受験に切り替えると経済面でのメリットは大きくなります。
今回は費用面での中学受験と高校受験の差について考えてみました。塾代は難関対策ならほぼ同じですが、入学先の学費に大きな差があります。
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高校受験は中学受験より「親の負担が少ない」説は本当か? 避けて通れない“2つの壁” この記事の執筆者:杉浦 由美子 プロフィール
キャリア20年の記者。『大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法』(青春出版社)、『女子校力』(PHP新書)、『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)など単著は14冊。『ダイヤモンド教育ラボ』、『ハナソネ』(毎日新聞社)『マネーポストWEB』(小学館)などで取材記事を寄稿している。趣味は取材。



